フィリピン代表はそれまでイラン、セネガルとテストマッチを4試合こなし、3勝1敗という好成績をあげていた。
しかし18日に非公開で行われたグループG(スペイン、イラン、ブラジル)のコートジボワール戦で、初めてスターターとして出場したクラークソンは、13得点に6リバウンドを記録して85-62の快勝に貢献。
この試合では、クラークソンと並んで今大会でフィリピン代表の主軸として期待されている2人、昨季Bリーグ広島ドラゴンフライズでプレーしたビッグマンのカイ・ソット、そして国内リーグの英雄的存在であるガードのスコッティ・トンプソンが初めて揃い、チーム全体のフィールドゴール成功率は55%。ソット(218cm)、ジューン・マー・ファハルド(211cm)、AJ・エドゥ(208cm) のビッグマン3人が2桁得点と、インサイドでのオフェンスが機能したことに加え、チームとして19アシストとボールがよく回った点も、レイエスHCは評価した。
クラークソンに加えて注目選手となりそうなのが、6月に富山グラウジーズと契約したNCAAのトレド・ロケッツ出身、23歳のエドゥだ。カレッジ時代にヒザの十字靱帯を負傷しているエドゥは、今大会のキャンプ前もコンディションは不透明な状態だったが、このコートジボワール戦で12得点に7リバウンド、2アシストと活躍。
身長193cmのガード、ドワイト・ラモス(レバンガ北海道)をパワーフォワードで使わざるを得ない試合もあったレイエスHCにとって、カレッジ時代からブロックを得意としていたビッグマンの参戦は大きなプラスとなる。
2019年の前回大会では、グループリーグでセルビア、イタリア、アンゴラと対戦し、それぞれ-59点、-46点、-3点と大差で敗れて最下位の32位に終わったが、今大会は「近年最強のロスター」と自負するメンバーが揃った。
またもイタリア、アンゴラ、そしてアメリカ大陸の強豪ドミニカ共和国と与するアジアのバスケ大国は、念願の1勝をあげることができるだろうか。Bリーグ戦士も躍動するフィリピンの善戦に期待したい。
文●小川由紀子
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しかし18日に非公開で行われたグループG(スペイン、イラン、ブラジル)のコートジボワール戦で、初めてスターターとして出場したクラークソンは、13得点に6リバウンドを記録して85-62の快勝に貢献。
この試合では、クラークソンと並んで今大会でフィリピン代表の主軸として期待されている2人、昨季Bリーグ広島ドラゴンフライズでプレーしたビッグマンのカイ・ソット、そして国内リーグの英雄的存在であるガードのスコッティ・トンプソンが初めて揃い、チーム全体のフィールドゴール成功率は55%。ソット(218cm)、ジューン・マー・ファハルド(211cm)、AJ・エドゥ(208cm) のビッグマン3人が2桁得点と、インサイドでのオフェンスが機能したことに加え、チームとして19アシストとボールがよく回った点も、レイエスHCは評価した。
クラークソンに加えて注目選手となりそうなのが、6月に富山グラウジーズと契約したNCAAのトレド・ロケッツ出身、23歳のエドゥだ。カレッジ時代にヒザの十字靱帯を負傷しているエドゥは、今大会のキャンプ前もコンディションは不透明な状態だったが、このコートジボワール戦で12得点に7リバウンド、2アシストと活躍。
身長193cmのガード、ドワイト・ラモス(レバンガ北海道)をパワーフォワードで使わざるを得ない試合もあったレイエスHCにとって、カレッジ時代からブロックを得意としていたビッグマンの参戦は大きなプラスとなる。
2019年の前回大会では、グループリーグでセルビア、イタリア、アンゴラと対戦し、それぞれ-59点、-46点、-3点と大差で敗れて最下位の32位に終わったが、今大会は「近年最強のロスター」と自負するメンバーが揃った。
またもイタリア、アンゴラ、そしてアメリカ大陸の強豪ドミニカ共和国と与するアジアのバスケ大国は、念願の1勝をあげることができるだろうか。Bリーグ戦士も躍動するフィリピンの善戦に期待したい。
文●小川由紀子
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