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NBA

ジャバー、ドクターJらスター選手が鎬を削った戦国時代、70年代後半はドラッグ蔓延などで人気低迷が深刻に【NBA70年史|1971~80年】

出野哲也

2019.12.27

70年代のNBAはドラッグが蔓延。スター選手だったトンプソンも薬で身を滅ぼした。(C)Getty Images

70年代のNBAはドラッグが蔓延。スター選手だったトンプソンも薬で身を滅ぼした。(C)Getty Images

 そしてトンプソンやドクターJは、NBAではあまり盛んではなかった豪快なダンクを連発。アリーナに詰め掛けたファンを大いに沸かせた。
 
 だがその一方で、70年代後半にはNBA人気は下降線をたどっていた。度重なるエクスパンションやABAの吸収などで、市場規模に見合うよりも多くの球団ができてしまったこと。またそれによって、全体的なプレーのクオリティも下がったこと。麻薬やアルコールに溺れる選手が多く、リーグ全体のイメージダウンを招いたこと。さらに黒人選手が多くなりすぎたことも、保守的な白人層の離反を招いた理由のひとつとされている。

 シーズン最大のビッグマッチであるはずのNBAファイナルが生中継ではなく、深夜の録画放送に回されるほど、人気低迷は深刻になっていた。

文●出野哲也

『ダンクシュート』2016年11月号より転載

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