そしてトンプソンやドクターJは、NBAではあまり盛んではなかった豪快なダンクを連発。アリーナに詰め掛けたファンを大いに沸かせた。
だがその一方で、70年代後半にはNBA人気は下降線をたどっていた。度重なるエクスパンションやABAの吸収などで、市場規模に見合うよりも多くの球団ができてしまったこと。またそれによって、全体的なプレーのクオリティも下がったこと。麻薬やアルコールに溺れる選手が多く、リーグ全体のイメージダウンを招いたこと。さらに黒人選手が多くなりすぎたことも、保守的な白人層の離反を招いた理由のひとつとされている。
シーズン最大のビッグマッチであるはずのNBAファイナルが生中継ではなく、深夜の録画放送に回されるほど、人気低迷は深刻になっていた。
文●出野哲也
『ダンクシュート』2016年11月号より転載
【PHOTO】美女揃い!妖艶ダンスで人々を魅了するNBAのチアリーダー特集!
だがその一方で、70年代後半にはNBA人気は下降線をたどっていた。度重なるエクスパンションやABAの吸収などで、市場規模に見合うよりも多くの球団ができてしまったこと。またそれによって、全体的なプレーのクオリティも下がったこと。麻薬やアルコールに溺れる選手が多く、リーグ全体のイメージダウンを招いたこと。さらに黒人選手が多くなりすぎたことも、保守的な白人層の離反を招いた理由のひとつとされている。
シーズン最大のビッグマッチであるはずのNBAファイナルが生中継ではなく、深夜の録画放送に回されるほど、人気低迷は深刻になっていた。
文●出野哲也
『ダンクシュート』2016年11月号より転載
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