クーズマ以外は全員30歳前後。ピークを超えたベテランを低年俸でかき集めたからという理由もあるだろうが、ベテランに薄給を呑ませてまで統率できているのもレブロンの力が大きいだろう。

「レイカーズの人事は昔からハリウッドスタイルと呼ばれていて、成功するためにはお金も手段も選ばないと言われているんだ」とマジックは言う。
  　今季のレイカーズが優勝できる保証はまだどこにもないが、結末がどうであれ、オフには少なくとももう１人の大物獲得に動くだろう。しかし、来夏のＦＡ市場に出てきそうなスター選手は少なく、ビッグネームはゴードン・ヘイワード（ボストン・セルティックス）、マイク・コンリー（ユタ・ジャズ）、デマー・デローザン（サンアントニオ・スパーズ）あたりか。となれば、トレードを工作しなければならない。

　リーグトップを走りながらも、大物選手補強を試行錯誤しなければならないレイカーズに、のんびり構えている暇は当分なさそうだ。

文●北舘洋一郎

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