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国内バスケ

【連載インタビュー】シェーファーアヴィ幸樹/後編「(八村)塁は圧倒的に上にいるけど、少なくとも僕はライバルだと思っている。彼の活躍は悔しいけど嬉しい」

萩原誠(ダンクシュート編集部)

2020.03.18

これから世界に飛び立つ学生たちへ、「あせらず、視野を広く持ってほしい」とメッセージを送った。写真:徳原隆元

これから世界に飛び立つ学生たちへ、「あせらず、視野を広く持ってほしい」とメッセージを送った。写真:徳原隆元

――オリンピックの先もキャリアは続くわけですが、その先の展望などはありますか?

もちろん、いつか海外でやってみたいという気持ちはあります。アメリカだけじゃなくてヨーロッパでやってみたいとも思うので、そういう方向も選択肢には入れています。ただ、今はとにかくオリンピックという感じで、先のことはそこまで考えられないですね。

――最後に、ファン、特にこれから夢に向かう学生さんたちにメッセージをお願いします。

僕のおばあちゃんがいつも、「You will end up where you belong.」(あなたがいるべき場所にたどり着く)という言葉を言っていて、僕自身あせって決断をしたこともあるんですけど、その時々でステップをちゃんと踏んで今いるべき場所にいます。常にサポートしてくれる人がいるので、気負わず、相談して、やるべきことをやっていれば行くべきところにたどり着くと思うので、あせらず頑張ってほしいと思います。
 
バスケでプロになりたいという人も多いと思いますけど、それがすべてではないというか。それこそ今、河村(勇輝)くんが高卒で活躍していて、大学に行かなくていいんじゃないかと言う人もいますけど、大学で学べることも多いですし、バスケが80歳までできるわけでもないです。バスケ一辺倒じゃなく、視野を広く持ってもらえたらなと思います。

【PROFILE】
シェーファーアヴィ幸樹(こうき)。1998年1月28日生まれ、大阪府吹田市出身。アメリカ人の父と日本人の母のもと日本で育ち、中学時代まで神戸で過ごす。その後、東京のインターナショナルスクールに進学し、アメリカのプレップスクールを経て2017年にNCAAディビジョンⅠのジョージア工科大に入学する。同校では1年目に4試合、2年目に2試合に出場。18年12月にBリーグのアルバルク東京に加入したのち、19年8月に現在所属する滋賀レイクスターズに期限付き移籍。今季はここまで全試合に出場し、平均4.1点、4.5リバウンドをマーク。日本代表には2018年に初選出され、19年のW杯ではチーム最年少として2試合に出場した。

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