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NBA

現在の制度ならレブロンの母校となっていた?創部100年以上の歴史を誇るオハイオ州大の歴史【名門カレッジ史】

出野哲也

2020.10.30

2006-07シーズンはのちにドラフト1位指名を受けるオーデン(20番)と4位指名のコンリー(1番)を中心に、45年ぶりに決勝まで駒を進めた。(C)Getty Images

2006-07シーズンはのちにドラフト1位指名を受けるオーデン(20番)と4位指名のコンリー(1番)を中心に、45年ぶりに決勝まで駒を進めた。(C)Getty Images

 07年はAAU時代のチームメイトだったグレッグ・オーデン、マイク・コンリー、デイクワン・クックの1年生トリオがチームを牽引。トーナメントでは45年ぶりに決勝に駒を進めるも、ジョアキム・ノア、アル・ホーフォードらを擁するフロリダ大に敗れ準優勝に終わった。同年のドラフトでは、オーデンが同大史上初の1位指名でポートランド・トレイルブレイザーズに入団。コンリーが4位でメンフィス・グリズリーズ、クックは21位でシクサーズに指名された。

 オーデンはケガさえなければNBAを代表するセンターになれた逸材だったが、プレーできたのはわずか3シーズン。通算105試合の出場に終わり、26歳の若さでリーグから去った。さらに直後の2位指名がケビン・デュラントだったこともあり、ドラフト史上有数の失敗として歴史に名を刻んでしまった。クックもNBAに定着できなかったが、五輪陸上金メダリストを父に持つコンリーは年々成績を向上させ、リーグ指折りのPGに成長した。キャリア13年目を迎えた昨季からはユタ・ジャズに在籍している。
 
 12年にもジャレッド・サリンジャーを軸にファイナル4へ進んだものの、準決勝でカンザス大に2点差の惜敗。以後はやや精彩を欠くシーズンが続いている。昨季のNBAではコンリー、ディアンジェロ・ラッセル(ウルブズ)、エバン・ターナー(アトランタ・ホークス→ウルブズ)、ケイタ・ベイツ・ジョップ(デンバー・ナゲッツ)の4人のOBがプレーした。

文●出野哲也

※『ダンクシュート』2017年9月号掲載原稿に加筆・修正。

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