ローズ:「ヘーイ、コー、元気かい? 引退後の生活はどうよ?」
コビー:「素晴らしいね。物語を書いたり、投資をしたり、順調だよ」
続けて世間話をしているところへ、バーテンダーが現われる。
バーテンダー:「ミスター・ブライアント、何かお飲み物でも?」
コビー:「そうだな、ウォッカ・マティーニをもらおうか」
バーテンダー:「オリーブは何個お入れしますか?」
コビー:「(ローズを凝視しながら真顔で)81個」
突如表情を失い、コビーの顔をじっと見つめるローズ。コビーもローズを真剣な眼差しで見つめ続ける。沈黙したまま、10秒近くにらみ合う2人。
バーテンダー:「(81個って)本当ですか?」
コビー:「(一転して笑顔で)冗談だよ。単に彼をからかっただけさ。彼もわかってるよ。2個でいい」
それでも真顔でコビーを凝視し続けるローズ。
なんとも可笑しいCMである。もちろんシナリオライターがいるのだろうけど、実際の2人の関係性もこんな感じであり、2人のアイディアが反映されているような気がする。先日ローズが『ESPN』の番組に出演した際、コビーとの思い出についてこう述べていた。
「81点取られたことも、NBAファイナルで彼と対戦したことも、CMでディスられたことも、俺はむちゃくちゃ誇りに思っている。とても光栄だよ」
どうやら、ローズはコビーの魅力にすっかりやられたようだ。コビー・ブライアントという男は、死してなお、僕を含め、人々を魅了していくに違いない。
文●大井成義
【PHOTO】「Mr.レイカーズ」&「Mr.NBA」史上最高のスーパースター、コビー・ブライアント特集!
コビー:「素晴らしいね。物語を書いたり、投資をしたり、順調だよ」
続けて世間話をしているところへ、バーテンダーが現われる。
バーテンダー:「ミスター・ブライアント、何かお飲み物でも?」
コビー:「そうだな、ウォッカ・マティーニをもらおうか」
バーテンダー:「オリーブは何個お入れしますか?」
コビー:「(ローズを凝視しながら真顔で)81個」
突如表情を失い、コビーの顔をじっと見つめるローズ。コビーもローズを真剣な眼差しで見つめ続ける。沈黙したまま、10秒近くにらみ合う2人。
バーテンダー:「(81個って)本当ですか?」
コビー:「(一転して笑顔で)冗談だよ。単に彼をからかっただけさ。彼もわかってるよ。2個でいい」
それでも真顔でコビーを凝視し続けるローズ。
なんとも可笑しいCMである。もちろんシナリオライターがいるのだろうけど、実際の2人の関係性もこんな感じであり、2人のアイディアが反映されているような気がする。先日ローズが『ESPN』の番組に出演した際、コビーとの思い出についてこう述べていた。
「81点取られたことも、NBAファイナルで彼と対戦したことも、CMでディスられたことも、俺はむちゃくちゃ誇りに思っている。とても光栄だよ」
どうやら、ローズはコビーの魅力にすっかりやられたようだ。コビー・ブライアントという男は、死してなお、僕を含め、人々を魅了していくに違いない。
文●大井成義
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