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NBA

絶対王者として君臨したジョーダンとブルズ。さらに伝説の”ドリームチーム”が世界のバスケ事情を一変させる【NBA70年史|1991~2000年】

2019.12.30

ノビツキー(左)やガソル(右)を筆頭に、“ドリームチーム”の影響でバスケを始めた海外選手が続出。NBAは一気にグローバル化へ。(C)Getty Images

ノビツキー(左)やガソル(右)を筆頭に、“ドリームチーム”の影響でバスケを始めた海外選手が続出。NBAは一気にグローバル化へ。(C)Getty Images

 以降もアメリカは国際舞台にNBA選手たちを派遣し続けているが、真の意味で“ドリームチーム”と呼び得るのはオリジナル版のみ。そして、このチームがバスケットボールの国際化、世界的な人気に及ぼした影響は計り知れない。
 
 “ドリームチーム”の余りにも鮮やかなプレーに魅せられ、世界中の子どもたちがバスケットボールを始めた。ドイツのダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)、スペインのパウ・ガソル(元レイカーズほか)、アルゼンチンのマヌ・ジノビリ(元スパーズ)といった海外スターを旗頭に、NBAのグローバル化は進んでいく。そういった意味で、圧倒的な人気を誇ったブルズとともに、92年のアメリカ代表こそが、90年代のバスケットボール界を代表するチームだったと言っても大げさではあるまい。

文●杉浦大介

※『ダンクシュート』2016年11月号より転載
 
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