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NBA

カレッジバスケ史上最高のスター集団“ファブ・ファイブ”を擁しながら優勝は1度のみ。苦杯を舐め続けてきたミシガン大の歴史【名門カレッジ史】

出野哲也

2020.01.03

13年には全米最優秀選手に輝いたバークら好選手を擁し、20年ぶりにファイナルに駒を進めるも準優勝に終わった。(C)Getty Images

13年には全米最優秀選手に輝いたバークら好選手を擁し、20年ぶりにファイナルに駒を進めるも準優勝に終わった。(C)Getty Images

 チームは98年を最後に長くトーナメントから遠ざかり、NBAで活躍する選手もジャマール・クロフォード以外に現われなかったが、09年にジョン・ベイレインHCによって11年ぶりのトーナメント進出を果たす。

 13年にはその年の個人賞を総なめにしたトレイ・バーク(フィラデルフィア・76ers)や、スターPGティム・ハーダウェイの息子であるティム・ハーダウェイJr.(ダラス・マーベリックス)、オールスター選手グレン・ロビンソンの息子グレン・ロビンソン三世(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)らを擁し、6度目の決勝進出。迎えた大一番ではバークが24得点と奮闘するも、ルイビル大に競り負けまたも準優勝に終わった。モリッツ・ヴァグナー(ワシントン・ウィザーズ)らがいた18年も決勝へ進んだが、ビラノバ大に17点の大差をつけられ敗れている。
 
 現在はハーダウェイJr.やキャリス・ルバート(ブルックリン・ネッツ)ら10人のOBがNBAでプレーしているが、スター級と呼べるほどの選手はいない。今季からはキャバリアーズのHCに招かれたベイレインに代わって、ハワードが母校の指揮官に就任。ベイレイン時代に叶わなかったトーナメント優勝と、ハワード自身のようにプロでも活躍できる選手の育成を目指している。

文●出野哲也

※『ダンクシュート』2017年3月号に加筆・修正。

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