現地時間9月6日にアメリカ・オークランドで行なわれた日本代表とメキシコ代表の国際親善試合はスコアレスドローに終わった。
前半は日本が主導権を握り、後半はメキシコが盛り返した一戦の後、2014年から短期間ではあるが「サムライブルー」を率いた経験を持つ敵将ハビエル・アギーレは「日本のインテンシティーが非常に高いのは分かっていた。彼らのトレーニングレベルは別格なものだ。スピードにも驚かされた。しかし後半は、我々の方が良かった。結果は妥当だと思う」と試合後に語っている。
一方、メキシコの右SBホルヘ・サンチェスは、「これは典型的なワールドカップの試合だ。我々は多くの優れた特徴を持つ選手たち、欧州でプレーしている選手たちを擁する相手と対戦した。自分たちにも得点のチャンスはあったし、素晴らしい試合をしたと思う。このような相手との対戦は、我々が正しい方向で物事を進めているという確信と満足を与えてくれる」と、日本相手に多くの収穫があったとの見解を示した。
またMFのオルベリン・ピネダは、日本のレベルに驚かされ、そのクオリティーの高さは想像していなかったと明かし、「これがW杯本大会で我々を待ち受ける現実だ。日本には欧州での経験を持つ選手が多くいる。彼らはW杯では優勝候補のひとつになるだろう。我々は、改善するために努力しなければならない」と対戦相手を評している(スポーツ専門チャンネル『ESPN』より)。
各国メディアの日本についての報道を見ると、スポーツ紙『MARCA』のメキシコ版は、自国代表チームの視点から「2026年W杯に向けたこの親善試合で、メキシコは日本という難敵と対戦し、大きな試金石を得た。日本の技術とスピードは常に厄介な存在であり、我々は両サイドを上手く守る場面もあったが、逆に久保建英や南野拓実の突破に苦しめられる場面もあった」と伝えた。
また同メディアは、「今回は0-0という結果で、日本はアギーレ監督率いるメキシコの実力の程を露にしてみせた。久保、上田綺世、南野といった攻撃陣を擁する“サムライ”たちは、しかし(メキシコのGK)ルイス・マラゴンの活躍により、ピッチ上での支配ぶりをスコアに反映させられなかった」と、試合内容と結果の“乖離”を強調している。
一方、スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「日本は仕事を果たした。強度、プレッシング、執拗な追撃。ボール奪取で主導権を握り、さらに運動能力での優位性を背景に、メキシコを感情的にも肉体的にも、ほとんど日本ゴールに背を向けさせてプレーするように追い込んだ」と称賛した。
さらに、「前半の日本は、運動能力、精神面、技術面で優位に立っていた。とくに苦しむことなく、呼吸を乱すこともなく、プレッシングと予測で、メキシコの選手たちにプレーを創造する間を与えず、ただ守るだけの状況に追い込んだ」「後半は日本がラインを下げつつも、短い距離で爆発力を保ち、メキシコの守備の隙間を突いていった」「61分にアギーレ監督が攻撃陣に大規模な変更を加えても日本は動じず、引き続きピッチを広く使い、相手にほとんど余地を与えなかった」と報じている。
そして、「重みのある相手だった日本に対し、メキシコは全く拮抗できなかった。鈍く、醜悪な試合。暗く陰鬱な舞台に立たされた『エル・トリ』の深刻な欠点が露呈し、時には絶望、ヒステリー、怒りに駆られ、ピッチサイドで最も激しく振る舞ったのは、アギーレ監督本人だった」と表現して、日本に対するメキシコの苦戦ぶりを強調した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】日本が格上のメキシコを圧倒!国際親善試合ハイライト
前半は日本が主導権を握り、後半はメキシコが盛り返した一戦の後、2014年から短期間ではあるが「サムライブルー」を率いた経験を持つ敵将ハビエル・アギーレは「日本のインテンシティーが非常に高いのは分かっていた。彼らのトレーニングレベルは別格なものだ。スピードにも驚かされた。しかし後半は、我々の方が良かった。結果は妥当だと思う」と試合後に語っている。
一方、メキシコの右SBホルヘ・サンチェスは、「これは典型的なワールドカップの試合だ。我々は多くの優れた特徴を持つ選手たち、欧州でプレーしている選手たちを擁する相手と対戦した。自分たちにも得点のチャンスはあったし、素晴らしい試合をしたと思う。このような相手との対戦は、我々が正しい方向で物事を進めているという確信と満足を与えてくれる」と、日本相手に多くの収穫があったとの見解を示した。
またMFのオルベリン・ピネダは、日本のレベルに驚かされ、そのクオリティーの高さは想像していなかったと明かし、「これがW杯本大会で我々を待ち受ける現実だ。日本には欧州での経験を持つ選手が多くいる。彼らはW杯では優勝候補のひとつになるだろう。我々は、改善するために努力しなければならない」と対戦相手を評している(スポーツ専門チャンネル『ESPN』より)。
各国メディアの日本についての報道を見ると、スポーツ紙『MARCA』のメキシコ版は、自国代表チームの視点から「2026年W杯に向けたこの親善試合で、メキシコは日本という難敵と対戦し、大きな試金石を得た。日本の技術とスピードは常に厄介な存在であり、我々は両サイドを上手く守る場面もあったが、逆に久保建英や南野拓実の突破に苦しめられる場面もあった」と伝えた。
また同メディアは、「今回は0-0という結果で、日本はアギーレ監督率いるメキシコの実力の程を露にしてみせた。久保、上田綺世、南野といった攻撃陣を擁する“サムライ”たちは、しかし(メキシコのGK)ルイス・マラゴンの活躍により、ピッチ上での支配ぶりをスコアに反映させられなかった」と、試合内容と結果の“乖離”を強調している。
一方、スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「日本は仕事を果たした。強度、プレッシング、執拗な追撃。ボール奪取で主導権を握り、さらに運動能力での優位性を背景に、メキシコを感情的にも肉体的にも、ほとんど日本ゴールに背を向けさせてプレーするように追い込んだ」と称賛した。
さらに、「前半の日本は、運動能力、精神面、技術面で優位に立っていた。とくに苦しむことなく、呼吸を乱すこともなく、プレッシングと予測で、メキシコの選手たちにプレーを創造する間を与えず、ただ守るだけの状況に追い込んだ」「後半は日本がラインを下げつつも、短い距離で爆発力を保ち、メキシコの守備の隙間を突いていった」「61分にアギーレ監督が攻撃陣に大規模な変更を加えても日本は動じず、引き続きピッチを広く使い、相手にほとんど余地を与えなかった」と報じている。
そして、「重みのある相手だった日本に対し、メキシコは全く拮抗できなかった。鈍く、醜悪な試合。暗く陰鬱な舞台に立たされた『エル・トリ』の深刻な欠点が露呈し、時には絶望、ヒステリー、怒りに駆られ、ピッチサイドで最も激しく振る舞ったのは、アギーレ監督本人だった」と表現して、日本に対するメキシコの苦戦ぶりを強調した。
構成●THE DIGEST編集部
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