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海外サッカー

夏の欧州移籍市場、「勝者と敗者」を海外メディアが選定! “主役”のプレミアリーグ勢に分かれた明暗は?

THE DIGEST編集部

2025.09.06

リバプールに移籍したイサク。プレミアリーグの最高移籍金額記録を更新した。(C) Getty Images

リバプールに移籍したイサク。プレミアリーグの最高移籍金額記録を更新した。(C) Getty Images

 欧州主要リーグのクラブは9月1日で夏の戦力補強を終了。今夏もプレミアリーグ勢が資金力を存分に活かして「移籍市場」の主役となった感があるが、クラブ単位で見れば、それぞれに満足感は異なり、明暗は分かれている。

 スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、各クラブが必要としたタイプの選手を的確な価格で獲得し、戦力のバランスを上手く調整できたかを査定した上で、良い意味でも悪い意味でも際立ったクラブを「勝者と敗者」という形で選定した。
 
 まず「勝者」として最初に挙げられたのは、フロリアン・ヴィルツ(1億ポンド+ボーナス1600万ポンド=199億円+32億円)、アレクサンデル・イサク(1億25000万ポンド=約249億円)と、2度もプレミアリーグの最高移籍金額記録を更新したリバプールだ。他にも、ウーゴ・エキティケ、ミロシュ・ケルケズ、ジェレミー・フリンポン、ジョバンニ・レオーニも加えた。ことで、「モハメド・サラーとフィルジル・ファン・ダイクの契約延長で強化された優勝チームに、さらなる厚みをもたらした」(同メディア)。

 4億ポンド(約796億円)を超える驚異的な支出を計上をしながらも、ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェスらの売却で2億ポンド(約398億円)以上を回収するなど、収支のバランス面でも優秀だったレッズ。「ラストピース」となるはずだったクリスタル・パレスのDFマーク・ゲイを土壇場で逃したものの、それでも「驚異的な補強」と評されている。

 この王者の最大のライバルに目されるアーセナルも「勝者」の一員であり、ヴィクトル・ギェケレシュ、エベレチ・エゼ、ノニ・マドゥエケ、マルティン・スビメンディら8人の新戦力を得て、「スカッドの層は飛躍的に厚くなり、負傷や離脱に柔軟に対応できるようになった」と、同メディアは過去数シーズンでタイトル争いに加わりながらも、ことごとく怪我人などによって息切れした「ガナーズ」の補強に対してポジティブな見解を示した。

 なお、より彼らへの評価を高くしたのは、「2024年にリバプールの主要ターゲットだったスビメンディ、宿敵トッテナムが獲得寸前だったエゼと、ライバルから戦力を『強奪』したこと」だという。

 ラ・リーガからはレアル・マドリーが“勝者”に選出された。昨季の不振を受けて、今夏は迅速かつ果断に動き、「モダンで知的かつ戦術的に優れた人材」であるシャビ・アロンソを新監督に迎えた「白い巨人」は、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ディーン・ハイセン、アルバロ・フェルナンデス、フランコ・マスタントゥオーノを獲得。「売却の噂が絶えなかったものの残留したロドリゴが控え扱いという贅沢ぶりは、打倒バルセロナへの本気度を物語っている」と評されている。
 
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