現地9月7日に行なわれた北中米ワールドカップ欧州予選で、スペイン代表はアウェーでのトルコ代表戦で6-0と圧勝し、2連勝でグループE首位を維持している(2位ジョージア=勝点3、3位トルコ=同3、4位ブルガリア=同0。2位と3位は得失点差)。
開始から主導権を握ったEURO2024王者は、6分にペドリが個人技からミドルを決めて先制し、22分にはゴール前での素早いパスワークでミケル・メリーノが仕上げ。メリーノは前半終了間際の45+1分、さらに57分にも得点を重ねてハットトリックを達成した。53分にフェラン・トーレスがラミン・ヤマルのラストパスを受けてネットを揺らし、62分にはペドリがミケル・オジャルサバルのスルーパスから自身2点目でゴールショーを締めた。
難敵相手の内容が伴っての大勝に、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は「今日は完璧だった。それ以上言うことは何もない。木曜日のブルガリア戦(3-0勝利)で犯したミスを繰り返したくなかった。今日は、来月(ジョージア戦、ブルガリア戦)に向けてさらに良くなるため、どうすべきかを考えながら試合を始めた」と、当然ながらポジティブなコメントを残している。
国内メディアも、「ラ・ロハ」のパフォーマンスを絶賛。マドリードのスポーツ紙『Marca』は「トルコ戦はW杯出場を懸けた決戦だったが、スペインは揺るぎない力を示した。残り4試合となり、さらに得失点差でトルコを大きく引き離したことを考えると、すでにW杯出場に大きく近づいている。来月には北中米行きの切符確保が確定する可能性が高い」と報じ、以下のように賛辞を続けた。
「スペインは完璧なサッカーで、歴史的なスコアと比類なきプレーを見せた。これ以上のサッカーをすることはできない。そして2010年の代表チームとの比較論がすでにテーブルに上がっている。ペドリ、マルティン・スビメンディ、メリーノ、オジャルサバル、ヤマルが中心となり、スペインは滅多に見られないほどの総合的なパフォーマンスを見せた」
称賛の声は指揮官にも向けられ、「全ての功績はデ・ラ・フエンテにある。彼こそがサッカーマシンを作り上げた人物だ。スペインはタッチの巧さと、縦方向の攻撃も兼ね備え、まるで圧倒的なハンマーのようだ。ルイス・エンリケ、ビセンテ・デル・ボスケ、ルイス・アラゴネスのようなマーケティング力はまだないかもしれないが、現在の仕事ぶりは、スペイン史上最高の監督のひとりに位置付けられる。これほどのサッカーを表現するのは容易でない」と綴っている。
さらに同メディアは、「イケル・カシージャス、シャビ、ダビド・ビジャ、アンドレス・イニエスタを擁したチームは、もう見られないと思っていた。しかしデ・ラ・フエンテ率いるこの世代の選手たちは、2008年から12年にかけて先達が成し遂げた偉業(EURO2008、2010年W杯、EURO2012の3大会連続優勝)を上回ろうとしているようだ。期待は大きく膨らんでいる。来夏のW杯本大会で優勝候補と見なされることは避けられない」と、現チームが「歴代最強」である可能性を示唆した。
一方、バルセロナのスポーツ紙『Mundo Deportivo』も、「ここ数年でも屈指の圧倒的なパフォーマンスを披露。トルコを6-0で粉砕し、前半終了までに3点差をつける破壊的なスコアで試合を決定付けた。メリーノは忘れがたいハットトリックを記録し、ペドリは中盤の底で本物のサッカーの教科書のようなプレーを披露。芸術的な瞬間は2点目で訪れ、全選手が関与した総合的な連係によるゴールは、ラ・ロハのチームプレーの進化を象徴するものとなった」と、賛辞を贈っている。
ラジオ局「Cadena COPE」の番組『Tiempo de Juego』では、プレゼンターを務めるジャーナリストのパコ・ゴンサレス氏が「私にとって、このチームは欧州連覇とW杯制覇を成し遂げたチームよりもいいサッカーをしている。より良く、より美しく、より面白く、あらゆる面で上回っている。これ以上に好きになれる代表チームを探しているが、見つからない。私はW杯が大好きだが、これ以上の代表チームをこの大会で見たことがない。強いて言えばオランダか?」と、こちらも「最強論」を支持した。
同じくジャーナリストの「マルディーニ」ことフリオ・マルドナード氏は、1982年にジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾの「黄金の中盤」を擁したブラジル代表を比較対象に挙げ、「彼らは素晴らしかったが、いまのスペインのレベルには届かない」と評価。「いまのスペインこそ、サッカー史上最高の代表チームだ」と言い切った。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】スペインが怒涛のゴールラッシュ! トルコに6-0大勝
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開始から主導権を握ったEURO2024王者は、6分にペドリが個人技からミドルを決めて先制し、22分にはゴール前での素早いパスワークでミケル・メリーノが仕上げ。メリーノは前半終了間際の45+1分、さらに57分にも得点を重ねてハットトリックを達成した。53分にフェラン・トーレスがラミン・ヤマルのラストパスを受けてネットを揺らし、62分にはペドリがミケル・オジャルサバルのスルーパスから自身2点目でゴールショーを締めた。
難敵相手の内容が伴っての大勝に、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は「今日は完璧だった。それ以上言うことは何もない。木曜日のブルガリア戦(3-0勝利)で犯したミスを繰り返したくなかった。今日は、来月(ジョージア戦、ブルガリア戦)に向けてさらに良くなるため、どうすべきかを考えながら試合を始めた」と、当然ながらポジティブなコメントを残している。
国内メディアも、「ラ・ロハ」のパフォーマンスを絶賛。マドリードのスポーツ紙『Marca』は「トルコ戦はW杯出場を懸けた決戦だったが、スペインは揺るぎない力を示した。残り4試合となり、さらに得失点差でトルコを大きく引き離したことを考えると、すでにW杯出場に大きく近づいている。来月には北中米行きの切符確保が確定する可能性が高い」と報じ、以下のように賛辞を続けた。
「スペインは完璧なサッカーで、歴史的なスコアと比類なきプレーを見せた。これ以上のサッカーをすることはできない。そして2010年の代表チームとの比較論がすでにテーブルに上がっている。ペドリ、マルティン・スビメンディ、メリーノ、オジャルサバル、ヤマルが中心となり、スペインは滅多に見られないほどの総合的なパフォーマンスを見せた」
称賛の声は指揮官にも向けられ、「全ての功績はデ・ラ・フエンテにある。彼こそがサッカーマシンを作り上げた人物だ。スペインはタッチの巧さと、縦方向の攻撃も兼ね備え、まるで圧倒的なハンマーのようだ。ルイス・エンリケ、ビセンテ・デル・ボスケ、ルイス・アラゴネスのようなマーケティング力はまだないかもしれないが、現在の仕事ぶりは、スペイン史上最高の監督のひとりに位置付けられる。これほどのサッカーを表現するのは容易でない」と綴っている。
さらに同メディアは、「イケル・カシージャス、シャビ、ダビド・ビジャ、アンドレス・イニエスタを擁したチームは、もう見られないと思っていた。しかしデ・ラ・フエンテ率いるこの世代の選手たちは、2008年から12年にかけて先達が成し遂げた偉業(EURO2008、2010年W杯、EURO2012の3大会連続優勝)を上回ろうとしているようだ。期待は大きく膨らんでいる。来夏のW杯本大会で優勝候補と見なされることは避けられない」と、現チームが「歴代最強」である可能性を示唆した。
一方、バルセロナのスポーツ紙『Mundo Deportivo』も、「ここ数年でも屈指の圧倒的なパフォーマンスを披露。トルコを6-0で粉砕し、前半終了までに3点差をつける破壊的なスコアで試合を決定付けた。メリーノは忘れがたいハットトリックを記録し、ペドリは中盤の底で本物のサッカーの教科書のようなプレーを披露。芸術的な瞬間は2点目で訪れ、全選手が関与した総合的な連係によるゴールは、ラ・ロハのチームプレーの進化を象徴するものとなった」と、賛辞を贈っている。
ラジオ局「Cadena COPE」の番組『Tiempo de Juego』では、プレゼンターを務めるジャーナリストのパコ・ゴンサレス氏が「私にとって、このチームは欧州連覇とW杯制覇を成し遂げたチームよりもいいサッカーをしている。より良く、より美しく、より面白く、あらゆる面で上回っている。これ以上に好きになれる代表チームを探しているが、見つからない。私はW杯が大好きだが、これ以上の代表チームをこの大会で見たことがない。強いて言えばオランダか?」と、こちらも「最強論」を支持した。
同じくジャーナリストの「マルディーニ」ことフリオ・マルドナード氏は、1982年にジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾの「黄金の中盤」を擁したブラジル代表を比較対象に挙げ、「彼らは素晴らしかったが、いまのスペインのレベルには届かない」と評価。「いまのスペインこそ、サッカー史上最高の代表チームだ」と言い切った。
構成●THE DIGEST編集部
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