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海外サッカー

浅野拓磨が決勝点でチームの今季初白星に大貢献、堂安律は2アシスト、鎌田大地は好パフォーマンスで王者撃破のパレスを牽引!

THE DIGEST編集部

2025.09.29

週末のリーグ戦で活躍した(左から)パレスの鎌田大地、マジョルカの浅野拓磨、フランクフルトの堂安律。(C)Getty Images

週末のリーグ戦で活躍した(左から)パレスの鎌田大地、マジョルカの浅野拓磨、フランクフルトの堂安律。(C)Getty Images

 9月27日に行なわれた欧州主要リーグでは、多くの日本人選手がプレーし、勝利に大貢献した者、奮闘が報われなかった者、精彩を欠いたままピッチを退いた者など、明暗が分かれた。

 まず結果を残したところでは、マジョルカの浅野拓磨がラ・リーガ第7節アラベス戦(1-0)で決勝点をゲット。37分にセットプレーからの速攻でマルク・ドメネクのラストパスを受け、左足でゴール左隅に突き刺した。今季はこれが初ゴール。マジョルカは7試合目にして今季初勝利を飾った。

 このゴールについて、ハゴバ・アラサテ監督は「細かいところが決め手になる。あの場面は、非常に良い連係プレーだった。マルクとタクのワンツー、そしてヴェダト・ムリキのプレーも加わって、良いゴールだったと思う。それが最終的に試合の流れを決めた」と賛辞を贈り、69分に負傷でピッチを退いた浅野の容態などにも言及している。

「どうやら、どこかに違和感を覚えたようだ。いまは検査の結果を待つしかない。ゴールを決めたのに残念だ。彼はチームに必要な選手。今日も勝点3を獲得するのに貢献してくれた」
 現地メディアの評価を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点でチーム最高タイとなる「2」を背番号11に与え、同採点とした一方の『as』紙は「決勝ゴールを決めた。非常に精力的に動いている姿が印象的だ」と記述。バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は「昨季加入した日本人ウィンガーは、ここまでマジョルカで出場した26試合で3ゴール・1アシストを記録。度重なるフィジカル面の問題によって、“60分の選手”となっているが、攻撃面で貢献した試合では必ずチームが勝点を得ている」と報じた。

 ブンデスリーガではフランクフルトの堂安律が、後半開始直後までに6点を先取し、終盤に4点を返されるというド派手な試合となったボルシアMGとの5節アウェーマッチで2ゴールをお膳立て。15分にこぼれ球を詰めた枠外のシュートがアンスガー・クナウフに繋がる形でチームの2点目をアシストすると、39分には左サイドを抜け出してのクロスをファレス・チャイビに合わせて4点目を生み出してみせた。

 ドイツの日刊紙『Bild』は、彼のアシストを「鋭いクロス」「完璧なクロス」と表現し、フランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』は個別評価の記事で「とりわけ立ち上がりの時間帯において、堂安は相手にとってはあまりにも機敏で、常に一歩先を行き、良いアイデアを持っていた。2ゴールをアシストしたが、自身のゴールは叶わなかった」と、そのプレーを振り返っている。
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