――レアンドロ選手も、アダイウトン選手に負けず劣らずチームに馴染んでいますよね。

レアンドロ：まあ、アダイウトンと同じように日本で長いことプレーしていますから。あと、馴染むコツは、監督の要求を理解すること。新しいチームに来てすぐセルフィッシュ（わがまま）なプレーはいりません。まずは周りとの関係を築く。自分を出すのはそのあと。順番を間違えてはいけません。

――監督と言えば、長谷川（健太）監督の印象は？怖いですか？（笑）

ディエゴ：そんなことはない（笑）。互いにリスペクトしながらプレーしているよ。まったく問題ない。

アダイウトン：僕も良い関係を築けています。怖い印象はないかな。

レアンドロ：僕もそうだね。

――長谷川監督が今季から採用したのが４－３－３システムです。それで戦ってみての手応えは？レアンドロ選手、どうですか。

レアンドロ：キャンプインした頃は当然ながらスムーズに行きませんでした。でも、課題を一つひとつ克服していくうちに手応えを掴めるようになって。今は結果もついてきていますからね、順調にきていると言っていいでしょう。
  ――ディエゴ選手は２トップに固定されていた昨季と違って、今季はＣＦもしくはウイングを任されています。ポジションの位置が若干変わったことでのやりにくさは？

ディエゴ：特にない。かつてウイングをやっていた経験もあるし、戸惑いみたいなものはまるでないよ。スタートは３トップの形をしているかもしれないけれど、試合中は流動的に動いているから、ポジションに縛られずプレーできている。

■「オープンな展開になりやすいＡＣＬのほうが、比較的パスを受けやすい」（レアンドロ）

――今季のＦＣ東京はＪ１リーグとＡＣＬを戦っています。その両コンペティションで違いがあれば教えてください。

レアンドロ：どうだろう……。強いて言えば、Ｊリーグの試合はスペースがあまりありません。オープンな展開になりやすいＡＣＬのほうが、比較的パスを受けやすいです。ディエゴ、どう？

ディエゴ：ひとつ確かなのは、簡単なゲームはひとつもないということ。Ｊリーグ、ＡＣＬの両方で持てる力を出せるよう、しっかりと準備したい。試合を進めるうえでは先に失点しない、これがなにより重要だ。