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Jリーグ・国内

ブラジルトリオが語る“FC東京の強み”とは?新型コロナによるリーグ延期への気持ちも吐露【独占インタビュー後編】

白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

2020.03.31

ピッチ内に限らず、今回の鼎談でも“阿吽の呼吸”を感じさせてくれた3人。写真:徳原隆元

ピッチ内に限らず、今回の鼎談でも“阿吽の呼吸”を感じさせてくれた3人。写真:徳原隆元

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 ピッチ内に限らず、今回の鼎談でも“阿吽の呼吸”を感じさせてくれた3人。なかでも印象深かったのは、D・オリヴェイラの笑顔だ。レアンドロやアダイウトンに「プレジデント」といじられても、優しい微笑みで対応。表紙撮影の際も男前のスマイルを提供してくれたD・オリヴェイラは、同胞の存在もあって穏やかなオーラに包まれている気がした。

 レアンドロ、アダイウトン、さらにA・シルバを引き連れて談笑している姿は、プレジデントというよりも長男だ。実際、4人の中でFC東京での在籍年数はもっとも長く、この6月には一番乗りで30歳になる。

 この鼎談で頼りにされていたように、ピッチ内でもD・オリヴェイラはレアンドロとアダイウトンの両新戦力を上手くリード。3人が息の合ったプレーを見せている背景には、D・オリヴェイラの確かなリーダーシップがあることを、今回確信した。
 
PROFILE
●アダイウトン/1990年12月6日生まれ、ブラジル出身。フォルタレーザ(ブラジル)-ヴィトーリア(ブラジル)-アトレチコPR(ブラジル)-イトゥアーノ(ブラジル)-ジョインビレ(ブラジル)-イトゥアーノ―ポンチプレッタ(ブラジル)-パラナ(ブラジル)-磐田―FC東京。J1通算104試合・23得点(今季1試合・1得点)。J2通算39試合・17得点。力強さが売りのアタッカー。今季のACLプレーオフでセレス・ネグロスを相手に技ありのループシュートを沈めると、清水とのリーグ開幕戦では決勝ゴールをマークした。ここまで勝負強さが光る。

●ディエゴ・オリヴェイラ/1990年6月22日生まれ、ブラジル出身。パラナ(ブラジル)-アル・ミサイマ-(カタール)-ノロエスチ-水原三星(韓国)-ノロエスチ-バイーア(ブラジル)-ノロエスチ-アウダックス・サンパウロ(ブラジル)-ボア(ブラジル)-リネンセ(ブラジル)-ポンチプレッタ(ブラジル)-柏-FC東京。J1通算123試合・45得点(今季1試合・1得点)。FC東京ではフィニッシャー兼チャンスメーカーとして活躍。3トップの一角を担う今季は清水とのリーグ開幕戦で早くも1得点・1アシストを決めている。

●レアンドロ/1993年5月12日生まれ、ブラジル出身。グレミオ(ブラジル)―パルメイラス(ブラジル)-サントス(ブラジル)-コリチーバ(ブラジル)-鹿島―FC東京。J1通算51試合・15得点(今季1試合・1得点)。ブラジル代表歴1試合・1得点。確かなテクニックと優れたパスワークで攻撃を活性化。利他的なメンタリティも備え、味方を生かす術を心得る。「マシュマロのハート」(長谷川監督)の持ち主で、語り口調は実に穏やか。今年の沖縄キャンプ中に披露したピアノ演奏が話題に。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集長)

※『サッカーダイジェスト』2020年3月26日号より転載
 
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