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Jリーグ・国内

ブラジルトリオが語る“FC東京の強み”とは?新型コロナによるリーグ延期への気持ちも吐露【独占インタビュー後編】

白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

2020.03.31

アルトゥール・シルバ(左端)を含め一緒に行動することが多いという。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

アルトゥール・シルバ(左端)を含め一緒に行動することが多いという。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

――ACLと言えば、アダイウトン選手は、大雨の中で行なわれたプレーオフのセレス・ネグロス戦(フィリピン)で、ループシュートからファインゴールを決めています。

アダイウトン:前方のスペースめがけて蹴ったボールがGKの飛び出せない位置に止まってくれて、そのまま走り込んでダイレクトでシュートを打てました。いくつかの幸運が味方したゴールでもありますね。

――ここまでプレーしてみて、FC東京で「上手いな」と思う選手は?できればここにいる3人以外で。

レアンドロ:ディエゴとアダイウトン以外にいないよ(笑)。

ディエゴ:レアンドロ、答になってないよ(笑)。今のFC東京はみんなで戦っている。特定の誰が、というわけではなくてね。チームワークこそ監督が求めているもので、ここまで培ってきたそれは、私たちの強みであると信じている。

アダイウトン:ディエゴに同意。サッカーは個人スポーツではないですから。みんなで力を合わせないと、良い結果なんて望めません。

――アルトゥール・シルバ選手も含めて4人で行動する時が多いように見えます。どんな会話を?

レアンドロ:これは、我々ブラジルファミリーのプレジデント(社長)が答えてくれますよ(笑)。

アダイウトン:そうだね。

ディエゴ:おいおい、勝手に振るなよ(笑)。
 
――では、ディエゴ選手、お願いします。

ディエゴ:一番年下のアルトゥールを3人でいじったり、みんなで冗談を言い合ったり、いろいろ。まあ、細かい内容については内緒だけど。

――このところ、ディエゴ選手の笑顔が増えた印象です。

レアンドロ:やっぱりプレジデントは笑顔じゃないと(笑)。

ディエゴ:ブラジル出身の選手が僕以外に3人もいるという環境が影響しているかもしれない。昨年は昨年でジャエル(現・松本)とアルトゥールがいてリラックスできたけれど、今季はアダイウトンとレアンドロが来てくれてより賑やかになった。同じ外国籍選手では、(ジョアン・)オマリも素晴らしい。プレーヤーとしてだけじゃなく、人間としても。僕たち海外組の団結力がチームの一体感につながっていると思う。

――最後に、今季の目標を改めて教えてもらえますか。

レアンドロ:誰が答える?

アダイウトン:ここはプレジデントでしょ(笑)。

ディエゴ:じゃあ、代表して。個人成績はさして重要ではない。意識すべきは、チームとして何を勝ち獲るか。みんなが同じ方向を向いて戦わないと、念願のリーグ制覇は夢物語に終わる。助け合いながら、最高のシーズンにしたい。
 

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