2009年夏にレアル・マドリーに加入した久保建英は、すぐにマジョルカにレンタル移籍して1シーズンを過ごした後、今季からはビジャレアルで“武者修行”を続けている。
この「イエローサブマリン」でのレンタル期間も1年間となっているが、これを延ばそうという動きがあると、スペインのメディア『TODOFICHAJES.COM』が報じた。
「ビジャレアルが久保のレンタルの延長を望んでいる」という記事において、同メディアは「今季終了後に他のクラブとの争奪戦が始まるのを待ちたくないビジャレアルは、マドリーに対し、レンタル延長の可能性について相談した」と綴っている。
マドリーは、久保について綿密なプロジェクトを立てており、来季は彼を呼び戻して「白い巨人」の一員としてデビューさせる可能性もあるだけに、このレンタル先クラブからの申し出にも首を縦に振ることはなかったという。
しかし、「ベティス、バジャドリー、レアル・ソシエダといった他クラブからのオファーがありながらも、久保のレンタルを勝ち取った」ビジャレアルだけに、マドリーとの関係はこの先も続く可能性があると、同メディアは見ている。そしてその理由は、何より久保自身の希望によるものだという。
「ビジャレアルでは困難を伴うスタートを切った久保だが、プレー時間は徐々に増え、ヨーロッパリーグではスタメンの座を確保しているため、ウナイ・エメリ監督の起用についても満足しており、もしマドリーに復帰してもピッチに立てる可能性が低いのであれば、このままカステジョンのクラブに滞在することも問題なしとしている」
ビジャレアルはここまで上位をキープし、順位ではマドリーを上回っている。財政的にも増収を記録し、選手への給与アップを発表するなど、スペインでは最も明るい話題の多いクラブだ。エメリ監督については賛否両論ありながらも、久保を大切に扱っているという好意的な見方もあり、急いでマドリーに戻るより、このまま残留するのが得策という考えも否定はできないだろう。
「両クラブの首脳陣は、近いうちに再度話し合いの場を設けるということで同意した」と報じた後、同メディアは「数週間前には、エメリの起用法に不満を持ったマドリーが、来年1月でレンタルを強制終了させるともいわれていた。物事は変わるものだ」と締めている。
『TODOFICHAJES.COM』といえば、これまでにも「マドリーが今冬でのレンタル終了を決意し、新たなクラブを探している」「バジャドリーが久保の新天地候補に名乗り」といったニュースを報じるなど、やや“先走り”感が否めないところはあるが、果たして今回はどうだろうか?
構成●THE DIGEST編集部
この「イエローサブマリン」でのレンタル期間も1年間となっているが、これを延ばそうという動きがあると、スペインのメディア『TODOFICHAJES.COM』が報じた。
「ビジャレアルが久保のレンタルの延長を望んでいる」という記事において、同メディアは「今季終了後に他のクラブとの争奪戦が始まるのを待ちたくないビジャレアルは、マドリーに対し、レンタル延長の可能性について相談した」と綴っている。
マドリーは、久保について綿密なプロジェクトを立てており、来季は彼を呼び戻して「白い巨人」の一員としてデビューさせる可能性もあるだけに、このレンタル先クラブからの申し出にも首を縦に振ることはなかったという。
しかし、「ベティス、バジャドリー、レアル・ソシエダといった他クラブからのオファーがありながらも、久保のレンタルを勝ち取った」ビジャレアルだけに、マドリーとの関係はこの先も続く可能性があると、同メディアは見ている。そしてその理由は、何より久保自身の希望によるものだという。
「ビジャレアルでは困難を伴うスタートを切った久保だが、プレー時間は徐々に増え、ヨーロッパリーグではスタメンの座を確保しているため、ウナイ・エメリ監督の起用についても満足しており、もしマドリーに復帰してもピッチに立てる可能性が低いのであれば、このままカステジョンのクラブに滞在することも問題なしとしている」
ビジャレアルはここまで上位をキープし、順位ではマドリーを上回っている。財政的にも増収を記録し、選手への給与アップを発表するなど、スペインでは最も明るい話題の多いクラブだ。エメリ監督については賛否両論ありながらも、久保を大切に扱っているという好意的な見方もあり、急いでマドリーに戻るより、このまま残留するのが得策という考えも否定はできないだろう。
「両クラブの首脳陣は、近いうちに再度話し合いの場を設けるということで同意した」と報じた後、同メディアは「数週間前には、エメリの起用法に不満を持ったマドリーが、来年1月でレンタルを強制終了させるともいわれていた。物事は変わるものだ」と締めている。
『TODOFICHAJES.COM』といえば、これまでにも「マドリーが今冬でのレンタル終了を決意し、新たなクラブを探している」「バジャドリーが久保の新天地候補に名乗り」といったニュースを報じるなど、やや“先走り”感が否めないところはあるが、果たして今回はどうだろうか?
構成●THE DIGEST編集部