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南野拓実のリーグ4戦出番なしに疑問や不満の声も…名手チアゴは得点力回復のために「タキ」にも期待

THE DIGEST編集部

2021.01.19

リーグでは4試合連続でベンチを温めている南野。いつチャンスを与えられるのか。(C)Getty Images

 1月17日(現地時間)、プレミアリーグ第19節が行なわれ、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドの大一番はスコアレスドローに終わった。

 本拠地アンフィールドでの首位奪還を狙ったリバプールは、序盤から主導権を握ったものの、守備に重きを置いたアウェーチームのゴールネットを揺らすことはできず、逆に終盤はピンチを迎えた末に試合終了。これでリーグでの連続未勝利は4試合に伸びてしまった。

 中盤でチアゴ・アルカンタラが攻撃のリズムとチャンスを作り出すものの、モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノによる3トップ「フロントスリー」がこれを活かせなかったホームチーム。FAカップ3回戦のアストン・ビラ戦で2アシストと活躍してこのビッグマッチでスタメンに抜擢されたジェルダン・シャキリも、期待に応えることはできなかった。
 
 シャキリとともに今冬の放出が噂されているディボック・オリギも終盤に途中出場した一方で、南野拓実には最後までユルゲン・クロップ監督から声がかかることはなかった。14節クリスタル・パレス戦でリーグ初得点など好パフォーマンスを披露したのを最後に、リーグでは4試合連続でピッチに立つことを許されていない。

 FA杯アストン・ビラ戦では先発出場して決勝点をアシストする一方で、その他では効果的なプレーが少なく、厳しい評価を受けた南野だが、このマンチェスター・U戦で出番が与えられなかったことについては、ファンから「気の毒な南野」「貢献できないフィルミーノに代えて、南野を試してみる価値はあると思うのだが……」などと多くの疑問や不満の声が寄せられている。

 もちろん、マンチェスター・Uがフィジカルに強い選手が多いことで、「南野では太刀打ちできない」と起用には否定的な声も存在したが、クリスタル・パレス戦以降の彼が、「もし南野がピッチに立っていたら……」と少なくないファンに想像させるだけの好印象を抱かせているのは事実だろう。