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海外サッカー

「必要な資質を備えていない」久保建英のマドリー復帰は新指揮官の判断で絶望的か。ベティスがレンタル要請も大きな障壁が…

THE DIGEST編集部

2021.06.10

注目が集まる久保の去就。彼の成長を考えるなら、試合に出場できるクラブがベストだろう。(C)Getty Images

注目が集まる久保の去就。彼の成長を考えるなら、試合に出場できるクラブがベストだろう。(C)Getty Images

 久保建英の来季の去就については、レンタル継続が最も有力と見られており、現在は彼の新たな所属先がどのクラブになるのかに多くの注目が集まっているようだ。

 専門メディア『FICHAJES FUTBOL』によれば、マドリーはカルロ・アンチェロッティを新監督に迎えたが、この指揮官はマルコ・アセンシオと“EU圏外”選手であるガレス・ベイルの2人を売却しないようクラブ理事に要請したという。もしこれが受け入れられれば、ヴィニシウス・ジュニオールのスペイン国籍取得によって空くとされるEU圏外枠のひとつは、ウェールズ人アタッカーに回ることとなり、久保のマドリー復帰の扉は閉ざされる。

 また同メディアは、アンチェロッティ監督は久保について、レイニエールやアンドリー・ルニンとともに「まだ若すぎるため、マドリーのようなクラブでプレーするのに必要な資質を備えていない」と考えているという。その一方で、ダニ・セバージョス、アルバロ・オドリオソラ、マリアーノ・ディアスらのような「資金調達のための移籍要員」にも入らないため(ミランがレンタルでの獲得希望とスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は報じたが……)、来季も“武者修行”を継続することになる。
 
 そこで気になる久保の新天地候補だが、ここまで国内ではマジョルカ、ヘタフェ、ベティス、エスパニョール、グラナダ、国外ではアーセナルといったクラブが候補として各メディアで名前が挙がってきたが、ここにきてベティスが脚光を浴びている。

 スポーツメディア『ElDesmarque』は久保の来季について、「久保は所有元クラブであるレアル・マドリーのプランを知りたがっているが、現時点で全ての事象が再びレンタルプレーヤーとしてキャリアを積むことを示している」とし、「少なくとも“エル・ブランコ”が彼を売却リストに載せることはない」と綴るとともに、以下のように続けている。

「久保の獲得は決して安くない。ビジャレアルは昨季、彼をレンタルで迎えるにあたって500万ユーロ(約6億円)も支払っている。そして、マドリーはベティスとコンタクトをとっている。このアンダルシアのクラブは、2年連続で久保の獲得を狙ってきた。しかし、500万ユーロは彼らにとって支払うのは難しい額だ」
 
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