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マジョルカ完敗も久保建英を「最優秀選手」に選出した現地メディアも! 残留争い直接対決に敗れ、本人は「なんの価値もない」

THE DIGEST編集部

2022.04.18

エルチェ戦で途中出場。久保はチャンスを演出したが、勝利には導けず…。(C) Getty Images

 4月16日、ラ・リーガ32節が行なわれ、マジョルカはエルチェに0-3の完敗を喫した。

 前節アトレティコ・マドリー戦でハビエル・アギーレ体制での初勝利を飾り、降格圏から抜け出したマジョルカは、さらに残留を盤石にするために勝点を積み重ねる必要があったが、十分に勝機ありと見られた勝点3差のエルチェとのアウェーマッチでは、ペースを掴めないまま前半で先制を許し、後半から久保建英、イ・ガンインら攻撃のタレントを投入して反撃に転じるも、ゴールは奪えず、逆に守備の問題から2点を失った。
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 A・マドリー戦で交代出場から攻守で好パフォーマンスを発揮した久保は、アギーレ体制での初スタメンが予想されたものの、今回もベンチスタート。メキシコ人指揮官は試合後、久保とイ・ガンインについて「サッカーは攻撃と守備があり、攻撃への熱意ばかりだと、ロングボールに不注意になる。エルチェは、それで3-0にした」と語っており、守備面を優先した采配だったことを窺わせている。

 久保の45分間のプレーについて、イ・ガンインのそれと併せて「彼らのパフォーマンスには満足している」とアギーレ監督は称賛したが、当の本人は「僕らは中央のスペースを活かしてチャンスを創りましたが、それだけでは十分ではありませんでした」「良いプレーをしても、結果が伴わなければ何の価値もありません」と、プレーそのものには手応えがあったことを認めるとともに、それでも結果が出なかった悔しさを隠さなかった。

 現地メディアも久保のプレーは効果的だったとして及第点以上の評価を与えており、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点でチーム最高タイの「2」を与え、「久保とイ・ガンインがボールを持つとチームのプレーのクオリティが向上した」「2人がピッチに入った時だけ、マジョルカは目を覚ました」とポジティブに評したが、『AS』の採点は「1」に止まり、「タケとガンインを投入した後半開始後、マジョルカは様相が変わったようだが、それは蜃気楼だった」と綴っている。
 
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「久保はチームに変化をもたらし、相手ゴールに迫った」と評価