バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、この試合の最優秀選手にエルチェのホアン・モヒカとともに久保を選出。５点満点の採点では、両チーム最高タイの「３」を与え、68分にヴェダト・ムリチの逸機の場面に言及し、久保については「素晴らしく無駄のないパス」と称賛した。

　日刊紙『El Pais』は「久保らはチームに変化をもたらし、相手ゴールに迫った」、ラジオ局『CadenaSER』は「メキシコ人指揮官によって、アジア人選手はその足技を通して、ピッチの４分の３に創造性をもたらそうとした」「誇りを懸けたゴールを目指して久保はシュートを放ったが、相手GKエドガル・バディアによって防がれた」と、それぞれ報じている。
  　アギーレ監督の母国であるメキシコの日刊紙『El Universal』は、「アギーレはハーフタイムの後、システムを５バックから４バックに変更してアジア人２人を投入。彼らは試合のバランスに変化をもたらすとともにボールをコントロールした」と綴るも、「（攻撃的になったマジョルカに対して）空いたスペースを利用して効果的な反撃を見せたのはエルチェだった」とも指摘した。

　最後にマジョルカの地元メディア『Ok Baleares』は「久保のチャンスメイクもあり、マジョルカの後半への入り方は悪くなかったが、58分にGKセルヒオ・リコのリスタートでのミスにより、エルチェがペドロ・ビガスのヘッドで２-０とリードを広げ、逆にマジョルカは明確なチャンスを無駄にし続けた」と試合を振り返っている。

構成●THE DIGEST編集部
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