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「プロ意識に欠ける。傲慢だ」リュディガーの“挑発走り”に元ドイツ代表OBが憤怒!「相手を見くびってはならない」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.11.24

歓喜に沸く日本代表の面々を尻目に、ショッキングな表情を浮かべたリュディガー(2番)。彼が見せた行動は波紋を広げている。(C)Getty Images

 ドイツ代表DFが見せたワンプレーに批判の声が上がっている。

 物議を醸しているのは、現地時間11月23日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)グループEの日本代表とドイツ代表の一戦での一幕だ。周知の通り、森保ジャパンが下馬評を覆すジャイアントキリングを演じた試合で、ドイツのCBアントニオ・リュディガーの見せた振る舞いが、列島だけでなく世界から非難を浴びているのである。

 ドイツが1点をリードしていた後半途中だった。味方のロングパスに反応して自陣へと勢いよく駆け出してきた日本の浅野拓磨に対して身体を入れて制したリュディガーは、ゴールラインを割るボールを見送った。その際に両足を高く上げるしぐさを見せ、ニヤッと日本代表FWに笑みを浮かべてみせたのである。

 レアル・マドリーでプレーする29歳のCBが見せた行動は日本のツイッターでトレンド入りするなど小さくない話題に。そしてチームが衝撃的な敗北を喫すると、ドイツ国内では批判の対象となった。そうしたなかでW杯というビッグトーナメントの酸いも甘いも知るレジェンドの一人である元リバプールの名手ディートマー・ハマン氏は、怒りの声を自身のツイッターに投稿した。
 
 ドイツが決勝にまで勝ち進んだ2002年の日韓W杯の主要メンバーでもあったハマン氏は、リュディガーの当該プレーを面白おかしくいじっていた母国のサッカー連盟のツイートを引用する形で「こんな投稿をするなんて恥ずかしい」とキッパリ。さらに次のように続けた。

「相手を見くびる行動はあってはならない精神だ。今夜は誰もが笑っているように見えた。リュディガーだけじゃない。プロ意識に欠けているし、それでいて傲慢だ」

 リバプールやマンチェスター・シティでもプレーしたレジェンドから一喝されたドイツ。現地時間11月27日には、初戦でコスタリカに7-0と圧勝したスペインと対峙するが、果たしてショッキングな敗戦から立ち直れるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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