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英紙がW杯8強チームの「パワーランキング」を発表!「無敵だった時代を思い起こさせた」と1位に推されたのは?

THE DIGEST編集部

2022.12.09

各国のメディアが8強チームのパワーランキングを発表。果たしてその結果は? 写真は左からケイン(イングランド)、エムバペ(フランス)、ネイマール(ブラジル)、メッシ(アルゼンチン)。(C) Getty Images

 カタール・ワールドカップは現地時間12月9日から準々決勝が始まるが、この戦いに臨む8か国の代表チームの「パワーランキング」が各国メディアによって発表されている。

 これは各種のデータを基に独自の方法で算出した数値によるランク付けだが、英国の日刊紙『The Guardian』はランキングとともに、ここまでの本大会における各チームの歩みを振り返り、また来るベスト4入りを懸けた一戦に向けての展望なども行なっている。

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 まず最も低い順位となったのは、日本をPK戦の末に下したクロアチアだが、同メディアは「古い諺の通り、クロアチア人を軽んじてはいけない。ズラトコ・ダリッチ率いるチームには、過去のドイツのような雰囲気が漂っており、なかなか負けることのない彼らは、トーナメントでのやり方を熟知している」として、そのポテンシャルの高さを評価する。

「生き生きとした日本相手にロープ際に追い込まれながらも、困難を乗り越えてみせた。イバン・ペリシッチの同点ゴールは、このチームにW杯ファイナリストが幾人もいることを思い出させた。彼らがブラジルの攻撃テンポに対応できるかどうか定かではないが、クロアチアにはどういうわけか、自分たちのペースで試合を進められるという"習慣"がある」

 続く7位は、8強の中では最も驚きの勝ち上がりとなったモロッコだ。「ワリド・レグラギ監督の下、並外れた戦術規律と予期せぬ攻撃が可能な、タフでクレバーなチームは、ここまでクロアチア、ベルギー、スペインと対戦しながら、唯一与えたゴールはカナダ戦の1点だけと、大きな成果を残した」と称賛する同メディアは、アシュラフ・ハキミ、アゼディン・ウナヒ、ハキム・ジイェフを高く評価し、アフリカ勢初の4強入りに繋がる"あと1勝"に期待を寄せている。

「目立たないようにしているようにも見える」とここまでの歩みを表現されたのは、6位のオランダ。「退屈なサッカーをしている」と一部の評論家から非難も受けたというオレンジ軍団だが、同メディアはメンフィス・デパイ、コディ・ガクポ、デンゼル・ドゥムフリース、フレンキー・デ・ヨングらの働きや、ルイス・ファン・ハールの監督就任後は19試合無敗のチームの、鋭い攻守の切り替えについても高評価。「アルゼンチンとは互角であり、以前のような名勝負が期待できる」と太鼓判を押した。
 
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イングランド、アルゼンチンを抑えて3位に推されたのは?