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海外サッカー

「フランスの公敵になった」アルゼンチン代表GK、歓喜の優勝パレードに“エムバペ人形”持参で再び批判殺到!「不必要な煽り」

THE DIGEST編集部

2022.12.21

フランスとの決勝ではエムバペにこそハットトリックを許したが、ビッグセーブを連発したマルティネス。(C)Getty Images

フランスとの決勝ではエムバペにこそハットトリックを許したが、ビッグセーブを連発したマルティネス。(C)Getty Images

 大会を彩った名手の話題は尽きない。アルゼンチン代表GKのエミリアーノ・マルティネスだ。

 カタール・ワールドカップでゴールデングローブ賞(最優秀GK)に輝く活躍を見せ、36年ぶりの戴冠に大きく寄与した30歳の守護神は、優勝後のロッカールームでチームメイトとともに「1分間の黙とう…死亡したエムバペのために」とチャントを歌い、各国で批判を浴びた。

 もっとも、E・マルティネスがここまでフランス代表FWキリアン・エムバペを忌み嫌うのは、今年5月に「ヨーロッパほどサッカーが進んでいない」と南米サッカー界を軽視するような発言されたからである。

 プレミアリーグの古豪アストン・ビラで活躍する守護神は当時も「不公平な発言だと思う」と怒りを滲ませたコメントを残していた。そうした背景を考えれば、ロッカールームでの振る舞いに及んだと考えるのは、想像に難くなく、エムバペの強烈なしっぺ返しだと言える。
 
 だが、“復讐”を果たしてもなお、E・マルティネスは相当な恨みを持っているようだ。今度は母国で行なわれた優勝パレードで、エムバペのお面を被せた人形を抱えて登場したのだ。

 チームメイトともに特注のバスに乗りつけたE・マルティネスは、エムバペの顔写真を貼り付けた赤ちゃんの人形を手にすると、周囲を取り囲んだサポーターから投げ渡されたオムツを履かせ、高々と掲げてみせた。

 この執拗な攻撃は、海外メディアでも驚きとともにレポートされている。スペイン紙『Marca』は「熱狂ぶりはすさまじく、最悪の事態を招きかねないほどの狂気を感じた」と優勝パレードの雰囲気を伝えたうえで「マルティネスは不必要に煽った」と指摘。また、米スポーツ誌『Sports Illustrated』が「エムバペへの嘲笑は続いた」と報道すれば、英メディア『Give Me Sport』は「マルティネスはいまフランスにおいて公敵になっているのは間違いない」と皮肉った。

 E・マルティネスからの刺激的なアピールに、決勝敗戦後は茫然自失と言った様子だったエムバペは何を想うのか。二人の関係性は今後も話題を集めそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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