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海外サッカー

W杯の主役勢揃いのパリSG、ついにCL初制覇の機運高まる!? 英メディアが「最大の脅威」になると指摘するワケ

THE DIGEST編集部

2022.12.22

W杯で観衆を魅了するプレーを見せたパリSGの“トリオ”。写真は左からネイマール、メッシ、エムバペ。(C) Getty Images

W杯で観衆を魅了するプレーを見せたパリSGの“トリオ”。写真は左からネイマール、メッシ、エムバペ。(C) Getty Images

 リオネル・メッシとキリアン・エムバペという図抜けた個性が眩い輝きを放ったカタール・ワールドカップ。前者は7得点・3アシストという記録以上の活躍ぶりでアルゼンチン代表を3度目の世界一に導いて大会MVPに輝き、大会得点王となった後者はフランス代表の若き大エースとして決勝ではハットトリックを達成するなど、強烈なインパクトを残した。

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 言うまでもなく、この12歳差の2人の天才はパリ・サンジェルマンのチームメイト同士であり、W杯が終了した今、彼らは再びフランスに戻り、同じ目標に向かって共闘することになる。その目標とは、リーグアンの連覇もさることながら、クラブがいまだ果たしていないチャンピオンズ・リーグ(CL)優勝である。

 W杯MVPと得点王に加え、今大会で高い評価を得たモロッコのアシュラフ・ハキミ、悲願はならなかったものの、随所に世界を魅了したネイマールら、カタールでの主役たちを数多く擁するパリSGへの注目と期待は改めて高まっており、来年2月にノックアウトステージが始まるCLには、一躍優勝候補の一角として臨むこととなる。

 2011年にカタール資本が入ってメガクラブ化してからは、国内では無敵であり、CLでも2019-20シーズンは準優勝を飾ったとはいえ、ライバルに比べると欧州制覇のためには何かが足りないと言われてきたパリSGだが、英国のスポーツ専門サイト『sportskeeda』は4つの理由を挙げ、ラウンド16で一昨季の決勝の相手であるバイエルンと対戦するこのスター軍団が、今や相手にとって最も手ごわい存在であると指摘している。

 1つ目は何より、「スター揃いの攻撃ライン」。同メディアは、「相手にとっては最大の脅威となり、味方には多くのチャンスをもたらすメッシ、エムバペ、ネイマールのトリオは、今季最高の状態になり、リーグアンとCLで計43ゴールを挙げるなど、安定した得点力を示している。W杯での、それぞれの印象的なパフォーマンスは、パリSGがゴールを生み出す上で、世界中のどのチームよりも優れていることを証明した」と綴った。

 2つ目は盤石の守備で、「今季15試合でわずか9失点と、リーグアンで最も低い数字を保っており、CBのマルキーニョスとセルヒオ・ラモスは強力なパートナーシップを築き、その背後に信頼できる守護神ジャンルイジ・ドンナルンマが控えている。また、ヌーノ・メンデスとハキミはSBとしての攻守両面での印象的なプレーで、ファンや識者から称賛を得ている」という。

 また、近年はCLでも安定して上位に進出しており、代表チームでも多くの選手が大舞台に立ったことで、「経験豊富である」と同メディアは指摘。並外れた才能、技術的な能力に加え、粘り強さも有した集団は、「困難な状況でも勝利を収められるようになっている」と、チームとしての成長ぶりにも注目している。
 
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