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海外サッカー

W杯の主役勢揃いのパリSG、ついにCL初制覇の機運高まる!? 英メディアが「最大の脅威」になると指摘するワケ

THE DIGEST編集部

2022.12.22

 そして最後の4つ目にに挙げたのが、「勝利に飢えている」ということ。前述の通り、カタール資本の下で生まれ変わったクラブは、CL制覇を主目的のひとつに掲げてきたものの、いまだ実現できずにいる。最高レベルでの成功への渇望は、時にサポーターを失望させ、怒りを生み出しもしているが、同じように代表チームでは長く悔しさを味わってきたメッシがついに悲願を成就させたことも、パリSGが重い歴史の扉を開く後押しになるかもしれない。
 

 メッシ、エムバペの偉業、ハキミやネイマールらの健闘に対し、パリSGの仲間たちはSNSで祝福や慰めの言葉を贈り合っており、彼らの代表チームでの躍動ぶりに刺激を受けている選手も多いという。それがチームとしての活力となり、パリSGはまた新たな高みに達することができるか、非常に興味深いところだ。

 一方、メッシとアルゼンチン代表のW杯制覇によって、大いに夢と希望を膨らませているのが、イタリア・ナポリのファンである。今季、国内では圧倒的な強さを見せて首位を快走する同チームが、クラブ史上初のスクデット獲得を成し遂げたのは1987年。ディエゴ・マラドーナがアルゼンチンを2度目の世界一に導いた後のシーズンだった。

 同国のスポーツ専門サイト『OA sport』は、「今回のアルゼンチンにナポリ所属の選手はひとりもいない。もちろん、マラドーナのような選手も、である」と“ツッコミ”を入れてはいるが、攻守のバランスが良く、安定感もあって、15節終了時点で2位ミランに勝点8ポイント差をつけるなど、1989-90シーズン以来の3度目のセリエA制覇は現実的な目標であるチームにとって、カタールW杯の結果は、背中を押してくれる、非常に縁起の良いものであるだろう。こちらの結末もどうなるか、その戦いぶりを注視していきたい。

構成●THE DIGEST編集部
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