スポーツマンシップに反する行動に、どんな判決が下されるのだろうか。
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)が閉幕して約1か月。36年ぶり3度目のW杯制覇の歓喜を味わったアルゼンチン代表に思いもよらぬ報告が国際サッカー連盟(FIFA)から発表された。
現地1月13日、FIFAはカタールW杯決勝のアルゼンチン対フランス戦で、アルゼンチン代表に「攻撃的な振る舞い」などがあったとして、処分の手続きを開始したとAP通信をはじめ、複数の海外メディアが一斉に報じた。
【動画】「エムバペに1分間の黙祷を捧げます」アルゼンチン代表GKマルティネスの問題発言はこちら
FIFAは発表した声明の中で、アルゼンチン代表の選手の不祥事、攻撃的な行動、フェアプレーまたは国際連盟のメディアおよびマーケティング規則に違反するいくつかの違反行為を行なった可能性があると指摘し、一連の調査を進めているという。もし罪が確定すれば、W杯で優勝したばかりの選手には、多額の金銭的なペナルティが課せられる可能性がある。
具体的な内容や場面は明かされていないものの、アルゼンチン代表が優勝後にした過度な振る舞いに関しては、処分されてもおかしくないシーンがあると各メディアで報じられている。
スペインのスポーツ紙『as』はアルゼンチンにとって悪いニュースだと評し、「FIFAは声明で、2022年カタール・ワールドカップの決勝戦後の表彰式で起きたことを明らかにする」とし、アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが表彰式で受け取ったトロフィーを股間に当てた下品なジェスチャーではないかと改めて指摘している。
さらに同紙は「祭典の映像は世界中を駆け巡り、マルティネスが大会最優秀GKのトロフィーを股間に当てる姿は数日間ツイッターのトレンドでトピックとなった」と醜態の深刻さを付け加えている。
イタリアのローマに拠点を置くスポーツ紙『Corriere dello Sport』は「W杯決勝戦をFIFAが許さない」とし、一部のアルゼンチン選手の振る舞いをフランスサッカー連盟が苦言を呈していると報じる。
同記事のなかでは、決勝戦でハットトリックを達成したフランス代表FWキリアン・エムバペに対する異常な侮辱を振り返っている。それは、GKマルティネスが優勝を決めた後にロッカールームで喜びのあまり『エムバペに1分間の黙祷を捧げる』と叫び、チームメイトに呼びかけたとする動画である。
さらに、表彰式でマルティネスが振る舞った場面についても「彼自身が芝生の上でワールドカップ最優秀GKのトロフィー(グローブ)を自分の性器に当てる下品なジェスチャーをし、その様子がテレビやカメラマンに撮影された」と問題視している。
英公共放送局『BBC』も、FIFAがアルゼンチンに対する懲戒手続きを開始したと速報で伝えた。同局は、どの選手やコーチングスタッフが違反行為で起訴されたのか、また違反行為が実際にどのようなものなのかは、まだ明らかにされていないとしたうえで、プレミアリーグのアストン・ビラに所属するマルティネスの試合後の卑猥なジェスチャー、ドレッシングルームでエムバペをあざける姿を撮影された事実を伝えている。
はたしてFIFAの調査結果は、どのような答えを出すのか。過去最高との呼び声もあった中東初開催のW杯は、思いもよらない結末を迎えようとしている。
構成●THE DIGEST編集部
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現地1月13日、FIFAはカタールW杯決勝のアルゼンチン対フランス戦で、アルゼンチン代表に「攻撃的な振る舞い」などがあったとして、処分の手続きを開始したとAP通信をはじめ、複数の海外メディアが一斉に報じた。
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FIFAは発表した声明の中で、アルゼンチン代表の選手の不祥事、攻撃的な行動、フェアプレーまたは国際連盟のメディアおよびマーケティング規則に違反するいくつかの違反行為を行なった可能性があると指摘し、一連の調査を進めているという。もし罪が確定すれば、W杯で優勝したばかりの選手には、多額の金銭的なペナルティが課せられる可能性がある。
具体的な内容や場面は明かされていないものの、アルゼンチン代表が優勝後にした過度な振る舞いに関しては、処分されてもおかしくないシーンがあると各メディアで報じられている。
スペインのスポーツ紙『as』はアルゼンチンにとって悪いニュースだと評し、「FIFAは声明で、2022年カタール・ワールドカップの決勝戦後の表彰式で起きたことを明らかにする」とし、アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが表彰式で受け取ったトロフィーを股間に当てた下品なジェスチャーではないかと改めて指摘している。
さらに同紙は「祭典の映像は世界中を駆け巡り、マルティネスが大会最優秀GKのトロフィーを股間に当てる姿は数日間ツイッターのトレンドでトピックとなった」と醜態の深刻さを付け加えている。
イタリアのローマに拠点を置くスポーツ紙『Corriere dello Sport』は「W杯決勝戦をFIFAが許さない」とし、一部のアルゼンチン選手の振る舞いをフランスサッカー連盟が苦言を呈していると報じる。
同記事のなかでは、決勝戦でハットトリックを達成したフランス代表FWキリアン・エムバペに対する異常な侮辱を振り返っている。それは、GKマルティネスが優勝を決めた後にロッカールームで喜びのあまり『エムバペに1分間の黙祷を捧げる』と叫び、チームメイトに呼びかけたとする動画である。
さらに、表彰式でマルティネスが振る舞った場面についても「彼自身が芝生の上でワールドカップ最優秀GKのトロフィー(グローブ)を自分の性器に当てる下品なジェスチャーをし、その様子がテレビやカメラマンに撮影された」と問題視している。
英公共放送局『BBC』も、FIFAがアルゼンチンに対する懲戒手続きを開始したと速報で伝えた。同局は、どの選手やコーチングスタッフが違反行為で起訴されたのか、また違反行為が実際にどのようなものなのかは、まだ明らかにされていないとしたうえで、プレミアリーグのアストン・ビラに所属するマルティネスの試合後の卑猥なジェスチャー、ドレッシングルームでエムバペをあざける姿を撮影された事実を伝えている。
はたしてFIFAの調査結果は、どのような答えを出すのか。過去最高との呼び声もあった中東初開催のW杯は、思いもよらない結末を迎えようとしている。
構成●THE DIGEST編集部
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