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海外サッカー

猛批判を浴びたアルゼンチン代表守護神に理解の声! 元プレミア戦士が「ああいう鬱憤の晴らし方は普通だ」と訴え

THE DIGEST編集部

2022.12.24

フランス側を挑発するような行動を見せたE・マルティネス。彼に対する批判が高まるなかで、擁護する声も上がった。(C)Getty Images

フランス側を挑発するような行動を見せたE・マルティネス。彼に対する批判が高まるなかで、擁護する声も上がった。(C)Getty Images

 歴史的な死闘の末に36年ぶりの世界制覇に輝いたアルゼンチン代表。カタール・ワールドカップの決勝で、王者であるフランス代表の60年ぶりとなる連覇を阻んだ彼らの躍動ぶりは各国で称賛を浴びた。

 一方でアルビセレステ(アルゼンチン代表の愛称)を最後尾から支え続けた守護神には、批判の声が殺到。今なお波紋を呼んでいる。30歳のエミリアーノ・マルティネスだ。

 大会を通してビッグセーバーぶりを発揮してきたE・マルティネスが批判を受ける主因となったのは、PK戦での振る舞いだ。フランスの2人目であるキングスレイ・コマンのゴール左へのシュートを横っ飛びでセーブした30歳は、続く3人目のオーレリアン・チュアメニにはボールを乱雑に投げ渡したのである。

 本人からすれば、「心理戦の一環」というつもりだったのだろう。実際、チュアメニはシュートを失敗。これが趨勢を定める1本になったのは言うまでもなかった。だが、8歳も年下の相手に対する“大人げない”とも言えるE・マルティネスの駆け引きの方法は、「かなり卑劣だ」(元イングランド代表FWクリス・サットン)と手厳しい指摘が各国で相次いだ。
 
 試合後に相手エースのキリアン・エムバペを嘲笑する振る舞いを見せたE・マルティネスだけに、今も彼には“逆風”が吹き続けている。だが、そうしたなかで彼を擁護する人物もいる。

 かつてチェルシーやセルティックで活躍した元スコットランド代表MFのクレイグ・バーリー氏は、米スポーツ専門局『ESPN』の番組において「マルティネスの行動は理解ができるものだった」と冷静に分析した。

「ゴールキーパーは他とは違うポジションなんだよ。ある種でクレイジーさが求められるものなんだ。マルティネスが細かな駆け引きをするのは当然だし、ワールドカップで自国の代表チームを守っている以上は、ああいう鬱憤の晴らし方をするのは普通のことだ。周囲の人々はそれを理解しなければならない」

 おそらく、しばらくE・マルティネスへの批判は収まりそうにはない。だが、そうしたなかで呈されたバーリー氏の意見は、実に興味深いものだった。

構成●THE DIGEST編集部

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