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日本代表

「アーセナル・ベスト補強11位」の冨安健洋、定位置奪還の好機か!? 右SBホワイトに「今季最悪のパフォーマンス」と酷評

THE DIGEST編集部

2023.02.08

ポジション争いのライバルに不安視する声が噴出。冨安の出番が今後増えてくるのか注目だ。(C) Getty Images

ポジション争いのライバルに不安視する声が噴出。冨安の出番が今後増えてくるのか注目だ。(C) Getty Images

 昨季以降、ふくらはぎの負傷に付きまとわれているアーセナルの冨安健洋は、今季も再発、復帰、今度は左足のふくらはぎに違和感と、継続して長時間プレーすることができずにいる。カタール・ワールドカップ以降、公式戦での先発出場は2試合に止まっている。

【動画】鉄壁のディフェンスに足技も! 冨安健洋の2022年のパフォーマンスをチェック
 途中出場した試合の多くでポジティブな評価を得てはいるが(特に守備に対しては)、現在のアーセナルの右SBにはベン・ホワイトが定着している。昨季に加入してCBを務めていたが、冨安の負傷欠場やウィリアム・サリバの台頭などによってSBを務めるようになり、当初は酷評されるも、今季は安定したプレーを多くの試合で見せてきた。

 冨安にとっては、戦線を離れているうちにポジションを奪われた形となっているが、アーセナルのクラブ専門サイト『Just Arsenal』は、現在のホワイトのプレーに厳しい評価を下し、今後も右SBに君臨し続けるということについては懐疑的な見方を示している。

 同メディアは、ホワイトが昨季、ガブリエウ・マガリャンイスと堅実なCBコンビを組み、「このパートナーシップが今季も継続されたなら、多くの者が喜んだだろう」と綴ったが、サリバがマルセイユでのレンタル期間を終えたこと、冨安の負傷が癒えなかったことで、アーセナルの守備陣が再編成されたと紹介した。

 右SBとしてのホワイトのパフォーマンスについては、「順応性がある彼は、右SBとしても名を馳せ、守備での輝きと優れた技術により、新しいポジションで成功を収めた。シーズン前半のホワイトは、まるで夏にミケル・アルテタ監督が獲得した、新たな右SB専門の選手にも見えた」と称賛。しかし、「カタールW杯での中断の後、彼は活気を失い始めた。最近ではマンチェスター・ユナイテッド戦(プレミアリーグ第21節)で、負傷の癒えた冨安とハーフタイムで交代を強いられた」と綴り、以下のように続けている。

「その後、彼はマンチェスター・シティ戦(FAカップ4回戦)でプレーすることなく、今週末のエバートン戦(リーグ第22節)でも印象に残るプレーは見せられず、85分に冨安と交代する前、3回の空中戦全てに負け、6回のデュエルのうち勝利はわずか2回だった。アーセナル所属のジャーナリスト、ジェイソン・スーター氏は、『ホワイトのパフォーマンスは、今季ここまでで最悪だった』と述べ、マンU戦に続く『拙いプレー』と酷評した」

 そして、記事は「アルテタ監督は簡単にメンバーを代えることはないが、ホワイトに休憩を与えるためにも、富安に右SBを引き継ぐべきだろうか?」という疑問形で締めている。これは冨安からすれば、定位置を奪い返すチャンスが到来したとも言えるかもしれない。彼の場合は、怪我の回復具合が気になるところであり、無理は禁物ではあるが……。
 
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