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「俺はまだ神だ」9か月ぶり復帰の41歳イブラヒモビッチは健在! ミランの絶不調も意に介さず不振の仲間たちへアドバイスも

THE DIGEST編集部

2023.02.10

昨季ミランを11年ぶりのスクデット獲得に導いたイブラヒモビッチ。その後の手術から9か月を経てチーム合流を迎えようとしている。(C) Getty Images

 昨季、公約通りにミランを11年ぶりのスクデット獲得に導いた後、右膝の手術を敢行し、長くリハビリに励んでいたズラタン・イブラヒモビッチが2月7日、9か月ぶりにチーム練習に復帰した。

【動画】41歳を迎えたイブラヒモビッチの19-22シーズンのプレー集
 41歳の鉄人は、フィジカル面ですでに十分にトレーニングを積んでおり、実戦に戻ることも可能と見られるが、ステーファノ・ピオーリ監督は来週から再開するチャンピオンズ・リーグ(CL)のメンバーからは、ふくらはぎの負傷が癒えない正GKマイク・メニャンとともに、この41歳の鉄人も外すことを決定している。

「イブラヒモビッチは、常にこのチームにとって非常に重要な存在だ。しかし残念なことに、現時点では彼がいつ、100%の状態になるか分からない。彼は諦めていなかったが、保証がなかったため、他に選択肢がなく、数日前に(選外を)彼に伝えた。彼が早く完調に戻ることを心から願っている。彼は困難で複雑な怪我から復帰するために、他の者がマネできないような努力をしてきた」(ピオーリ監督)

 よって、今季のイブラヒモビッチの舞台はセリエAのみとなるが、彼のモチベーションは高く、また以前のような自信を全く失っていない。『SportMediaset』でインタビューに応えた彼は、「俺は、まだ"神"だ。まだ、ナンバーワンだ。復帰して、今の状況を変える」と"豪語"した。

 そして、これまで以上に気合いが入っていることを示し、「私には強い欲求があり、この7、8か月間で失ったものを取り戻すために、多くのことをやりたい。私は、多くの時間を失った」ともコメント。スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、「これぞイブラヒモビッチ。皆が大好きなイブラだ」と、その健在ぶりを強調するとともに、「彼の、とりわけピット外で発する言葉はリーダーのものとしての価値がある。ミランのファンにとっては、サンレモ音楽祭でのメロディーのようなものだ」とも綴っている。
 
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「自分がまだ、神のように感じるか? もちろん。何も変わっていない」