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日本代表

「プレミアの選手も怖がるだろう」クリスタル・パレスからの関心が報じられた古橋亨梧にセルティックOBは太鼓判も、今夏の移籍には懐疑的

THE DIGEST編集部

2023.02.17

プレミアクラブからの関心も報じられる古橋。今オフの去就にも注目が集まる。(C) Getty Images

プレミアクラブからの関心も報じられる古橋。今オフの去就にも注目が集まる。(C) Getty Images

 2021年夏にヴィッセル神戸でセルティックに加入すると、出場3戦目でハットトリックを達成するなどいきなりブレイクして瞬く間に不可欠な存在となった古橋享梧。彼の活躍により、このスコットランドの古豪は日本人選手に信頼を寄せるようになり、同年の冬には旗手怜央、前田大然、井手口陽介を獲得、さらに今冬には小林友希、岩田智輝を迎え入れた。

“先駆者”古橋は今季も好調を維持し、25節終了時点で19ゴールを挙げ、リーグ得点ランキングの首位。ポジショニング、タイミングの良いラン、あらゆる形で相手ゴールを陥れることができる多彩な技術などの能力を併せ持つ、日本屈指のストライカーは現地時間2月14日に行なわれたスコティッシュ・カップのセント・ミレン戦で転倒した際に左肩を痛めて開始14分での交代を強いられたが、これによって現地メディアがセルティックの今後を懸念するほどに、今や彼はチームに強い影響力を誇るようになっている。

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 加入以来、負傷欠場の期間を除けば、コンスタントに力を発揮して結果を残している28歳には、当然ながら他クラブも興味を示しており、現在は世界最高の舞台といわれるイングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスからの関心が現地メディアから報じられている。

 英国のサッカー専門サイト『Football Insider』は、今夏で退団が予想されるウィルフリード・ザハに後釜としてのFWを探している中で、その候補リストに日本人選手の名も載せたという。もっとも、古橋が2025年までセルティックとの契約を残していることもあり、「クリスタル・パレスからの関心は、スコットランドの巨人が傑出した選手のひとりに対して契約延長を提示するきっかけになるかもしれない。セルティックは、スコティッシュ・プレミアシップのトップスコアラーである古橋を失いたくはないだろう」と綴った。

 また、同メディアはこの案件に対する、元スコットランド代表ストライカーで現在はコメンテーターを務めるフランク・マカベニーの見解を紹介。1986年メキシコ・ワールドカップにも出場したセルティックOBは、古巣の現状についての印象を語るとともに、古橋の去就と彼がプレミアリーグで通用するかにも言及している。

「セルティックの選手であれば、誰もがプレミアリーグに移籍できると思うが、アンジェ・ポステコグルー監督(リーズやリバプールからの関心が報じられている)同様、何がこの先起こるかは分からないし、この世界で“絶対”はない。選手や監督が他のクラブから狙われるのは良い兆候だ。それは、彼らがうまくやっていることを意味するからだ。このチームでは、全員が楽しんでおり、今は非常に団結している」

「キョウゴがセルティックに永久に留まることはないだろう。しかし、彼にはまだこのクラブでやり残したことがあると思う。彼のペースは、プレミアリーグの選手たちをも怖がらせられるだろう。もっとも、キョウゴがイングランドでプレーするだけの強さを持っているかどうかは分からない」
 
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