現地時間２月18日に行なわれたスコットランド・プレミアシップの第26節で、セルティックは４-０でアバディーンを下し、公式戦９連勝（リーグでは６連勝）を飾った。

【動画】旗手がファインゴール２発！ セルティックがリーグ６連勝を飾ったアバディーン戦をチェック 　中位チームを迎えたこの一戦、開始２分でカラム・マクレガーが走り込んで豪快な一撃を突き刺して先制し、13分にはペナルティエリア内でボールを受けた旗手怜央がフェイントから冷静に対峙する２人の相手DFの間を突くシュートで２点目。76分にも旗手は中盤で見事なテクニックを見せた後、DFの小さなクリアを拾ってゴール右隅に叩き込んで自身２点目、そして89分にはリエル・アバダがこちらもダイナミックなダイレクトシュートを決め、開幕からのホームでの連勝を13試合に伸ばした。

　２ゴールを挙げた旗手は、中盤で攻守の仕事を精力的にこなしながら、局面でも当たり負けしないフィジカル面を感じさせた他、素晴らしいパスでチャンスを量産し、前線では積極的にフィニッシュに絡む姿勢を見せ、前述の通りに見事な２つのゴールを記録。２点目の前のプレーで巧みなダブルタッチで相手DFをかわすなど、そのテクニシャンぶりが強い印象を見る者に与えた。

　自身のSNSでは、ゴールの喜びよりもファンへの感謝の言葉を投稿するとともに「もっと頑張ろ！」と自信に発破をかけた旗手だが、クラブのSNSや公式サイトからは「正確なシュート」「マーカーをスキップするための華麗なプレー」「崇高な数々の個人技」「個の輝きの瞬間を生み出した」などと賛辞が贈られ、クラブ主催のファン投票によるマン・オブ・ザ・マッチを91.2％という圧倒的な得票率を記録して受賞している。

　アンジェ・ポステコグルー監督も、力強いパフォーマンスを発揮した日本人MFを称賛。「誰もが、彼が優れた選手であることを知っており、彼はそれを証明している。しかし、他の全ての選手と同じように、我々は彼がより良くなることを望んでいる。彼もそう思っており、実際に自身を新たなレベルに押し上げている。彼は非常に決断力のある若者であり、最高の選手になることに集中しており、我々は毎日それを見ている。彼は、それに対する報酬を享受している」とのコメントを残した。

　また先制点を挙げ、前述のマン・オブ・ザ・マッチの候補にもノミネートされたキャプテンのマクレガーからも「彼はそのポジションでプレーするたびに良くなっており、定期的に学び、ゴールを決めている。私は、彼の活躍を喜んでいる。今回も素晴らしいパフォーマンスだった」と激賞された旗手に対しては、現地メディアも軒並み高い評価を下している。