現地時間2月27日、フランス・パリで2022年のFIFA年間表彰式「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ」が開催され、以下のように各賞の受賞者が発表された。
【動画】メッシ2発、エムバペ3発!役者が揃い踏みしたW杯決勝のゴール集 ◇最優秀選手賞
男子:リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/アルゼンチン代表)
女子:アレクシア・プテジャス(バルセロナ/スペイン代表)
◇最優秀GK賞
男子:エミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ/アルゼンチン代表)
女子:メアリー・アープス(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド代表)
◇最優秀監督賞
男子:リオネル・スカローニ(アルゼンチン代表)
女子:サリナ・ヴィーフマン(イングランド代表)
◇フェアプレー賞
ルカ・ロコシュビリ(クレモネーゼ/ジョージア代表)
◇プスカシュ賞
マルチン・オレクシー(ヴァルタ・ポズナン/ポーランド)
◇最優秀ファン賞
アルゼンチン代表サポーター
見ての通り、男子の各賞の大部分はカタール・ワールドカップを制したアルゼンチン代表の各選手・監督によって独占された形となった。昨年末に発表されたバロンドールでは、クラブレベル(レアル・マドリー)での活躍が評価されたカリム・ベンゼマが35歳にして初受賞を飾ったが、同年齢のリオネル・メッシは代表チームでの偉業によってFIFA主催の同賞で自身7度目(史上最多)の受賞を果たし、それに対する異論はほとんど聞かれない。
一方、最優秀GK賞を手にしたのはエミリアーノ・マルティネス。カタールW杯では、各試合で好守を披露し、決勝トーナメントに入ると1回戦のオランダ戦、そして決勝のフランス戦でPK戦のヒーローとなり、また後者では延長戦終了間際にランダル・コロ・ミュアニの決定的なシュートを身を挺して防いだ守護神は、この賞を与えられるに相応しい働きを見せたと思われるが、一部からは不満の声が噴出しているようだ。
その理由のひとつとしては、彼がW杯決勝の後で喜びのあまりに晒してしまった下品なパフォーマンスやフランスのエース、キリアン・エムバペを侮辱する言動によって、フランス人だけでなく、世界中の人々に根強い反感や嫌悪を植え付けたこともあるだろう。ちなみにFIFA各賞の受賞基準が「競技のパフォーマンス以外に、ピッチ内外での行動も考慮される」というのは、何とも皮肉な話である。
所属するアストン・ビラのウナイ・エメリ監督らから苦言を呈され、メッシからも「二度とやるな」と叱られたという30歳の守護神は、パリでの授賞式に出席した際、同国のテレビチャンネル『TMC』で「あれは、サッカーの試合の中でのことだった。本当に僕は、フランスのことが大好きだ。バカンスで何度もここに来ているし、フランス人のことも大好きだ」と"弁明"したが……。
【動画】メッシ2発、エムバペ3発!役者が揃い踏みしたW杯決勝のゴール集 ◇最優秀選手賞
男子:リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/アルゼンチン代表)
女子:アレクシア・プテジャス(バルセロナ/スペイン代表)
◇最優秀GK賞
男子:エミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ/アルゼンチン代表)
女子:メアリー・アープス(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド代表)
◇最優秀監督賞
男子:リオネル・スカローニ(アルゼンチン代表)
女子:サリナ・ヴィーフマン(イングランド代表)
◇フェアプレー賞
ルカ・ロコシュビリ(クレモネーゼ/ジョージア代表)
◇プスカシュ賞
マルチン・オレクシー(ヴァルタ・ポズナン/ポーランド)
◇最優秀ファン賞
アルゼンチン代表サポーター
見ての通り、男子の各賞の大部分はカタール・ワールドカップを制したアルゼンチン代表の各選手・監督によって独占された形となった。昨年末に発表されたバロンドールでは、クラブレベル(レアル・マドリー)での活躍が評価されたカリム・ベンゼマが35歳にして初受賞を飾ったが、同年齢のリオネル・メッシは代表チームでの偉業によってFIFA主催の同賞で自身7度目(史上最多)の受賞を果たし、それに対する異論はほとんど聞かれない。
一方、最優秀GK賞を手にしたのはエミリアーノ・マルティネス。カタールW杯では、各試合で好守を披露し、決勝トーナメントに入ると1回戦のオランダ戦、そして決勝のフランス戦でPK戦のヒーローとなり、また後者では延長戦終了間際にランダル・コロ・ミュアニの決定的なシュートを身を挺して防いだ守護神は、この賞を与えられるに相応しい働きを見せたと思われるが、一部からは不満の声が噴出しているようだ。
その理由のひとつとしては、彼がW杯決勝の後で喜びのあまりに晒してしまった下品なパフォーマンスやフランスのエース、キリアン・エムバペを侮辱する言動によって、フランス人だけでなく、世界中の人々に根強い反感や嫌悪を植え付けたこともあるだろう。ちなみにFIFA各賞の受賞基準が「競技のパフォーマンス以外に、ピッチ内外での行動も考慮される」というのは、何とも皮肉な話である。
所属するアストン・ビラのウナイ・エメリ監督らから苦言を呈され、メッシからも「二度とやるな」と叱られたという30歳の守護神は、パリでの授賞式に出席した際、同国のテレビチャンネル『TMC』で「あれは、サッカーの試合の中でのことだった。本当に僕は、フランスのことが大好きだ。バカンスで何度もここに来ているし、フランス人のことも大好きだ」と"弁明"したが……。