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海外サッカー

「たった1か月のパフォーマンスだけで…」アルゼンチン代表勢独占のFIFA年間最優秀賞でGK部門には不満や疑問の声

THE DIGEST編集部

2023.03.01

 もっとも、こうした行儀の悪さ以外に、純粋な競技の見地から、彼の受賞に疑問を呈する者も少なくない。同賞は2021年9月から2022年12月までの期間における選手のパフォーマンスを基に選考されるものだが、英国のスポーツ専門サイト『sporstkeeda』は「多くのファンはマルティネスについて、1年のうちの“たった1か月”のパフォーマンスだけが注目されただけで、このトロフィーを受けるには値しないと感じている」と報じ、SNSに上がった様々な声を紹介している。
 
 クロアチア代表ドミニク・リバコビッチとのスタッツの比較で「W杯においても最高ではなかった」と指摘するものや、「1か月間だけ良くて、あとの11か月間が酷くても、年間最優秀賞を獲れるのか?」といった疑問の他、「史上最悪の勝者。2つのPK戦とコロ・ミュアニに対するセーブだけ」「これは不正だ」「マルティネスが賞を“強奪”したとは言わないが、ティボー・クルトワ(マドリー)にはもっと価値がある」……etc.

 また、時を同じくして「FIFPro(国際プロサッカー選手会)」が2022年ワールドイレブンを発表したが、ここではクルトワがベストGKに選出された。こちらは選手のみの投票で選ばれるもので、各国代表チームの監督&キャプテン、ジャーナリスト、ファンの投票によるFIFAの各賞と異なっているため、「サッカーを知らないジャーナリストは、二度と投票すべきではない」という怒りの声も聞かれたものである。

 1年を通してハイレベルな舞台でコンスタントに力を発揮した選手か、一瞬でも最も眩い輝きを放って結果を残した選手か。チャンピオンズ・リーグか、W杯か。何を優先するかは投票者それぞれの主観によるだろう。また、W杯に絞っても、マルティネスではなく、大躍進モロッコの守護神ボノを推す声が多々あったりと、このポジションにおける賞レースは例年になく熾烈なものだったと言えよう。

構成●THE DIGEST編集部
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