『Daily Mail』紙は「ダンクが走り込む三笘の軌道上に“素敵”なパスを通すと、日本人選手は“無私”の姿勢でファーガソンに横パスを提供してフィニッシュを促した。これらの連係は絶妙であり、パスも完璧だった」と賛辞を贈るとともに、10点満点の採点では三笘に単独最高の「８」を与えている。
  　地元メディアでは、日刊紙『The Argus』が採点ではチーム２番目タイの「７」とし、寸評では「日本のウィンガーの新たな“静か”な試合となったが、実際には多くのプレーに絡んでいた。ファーガソンに丁寧にボールを送って唯一のゴールをお膳立てした他、後半には決めるべきだったシュートを相手GKの左足に阻まれた」と、こちらはプレー全体を振り返ってネガティブな点にも言及した。

　同採点を与えた『Sussex Live』は、「このところの日本代表選手が残した印象を考えれば、そのパフォーマンスはベストではなかったが、彼の知性がこの試合唯一のゴールに繋がった。（ストークの右SB）ドゥジョン・スターリングの背後に走り込み、ファーガソンがゴールを決めるためのボールを置きにいった。後半途中の交代は、土曜日の（プレミアリーグ第26節）ウェストハム戦のためだろう」と綴っている。

　対して、『Sussex Express』は及第点にも満たない「５」に止まり、寸評も「ゴールをアシストしたものの、試合に絡むのに苦労し、１時間を過ぎて少し経ったところでピッチを離れた」とネガティブなものに……。もっとも、スポーツ専門サイト『VAVEL』のスペイン版は「相手にとって危険な存在であり、パスを受けるための走りで常に脅威を与え、そこからゴールを生み出した」と記してチーム単独最高の「7.5」が与えられるなど、トータルで見ればポジティブな評価の方が多いと言えよう。

構成●THE DIGEST編集部
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