現地時間4月19日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝のセカンドレグで、インテルはベンフィカと3-3で引き分け、合計スコア5-3で準決勝進出を決めた。
【動画】ミラン、インテルの準々決勝をチェック!
インテルの4強入りは優勝した2009-10シーズン以来13年ぶりのことで、シモーネ・インザーギ監督は「ここまでに成し遂げたことには、非常に満足している。この18か月間で私に多くのタイトルとCL準決勝進出をもたらしてくれた選手たちの功績だ。ファンもこの躍進を誇りに感じるはずだ」と喜びを表わし、スティーブン・チャン会長は「CLはイタリアのクラブにとって最も難しい大会だが、それでも明らかに我々は優勝を夢見ている」と、欧州制覇への意欲を示している。
前日には同じ街ミラノの宿敵ミランがナポリとのカルチョ対決を制してひと足先に準決勝に駒を進めており、これで2002-03シーズン以来のミラノ・ダービーがCLの大舞台で実現することとなった。20年前は、ミラン・ホームのファーストレグはスコアレスドローに終わり、リターンマッチではミランがアンドリー・シェフチェンコのゴールで先制し、インテルはオバフェミ・マルティンスが同点弾。アウェーゴール・ルールでミランが勝ち上がり、決勝ではユベントスをPK戦の末に下して6度目の欧州制覇を果たしている。
ちなみに、CLでは2004-05シーズンにも両チームは準々決勝で対峙し、ミランが2-0で先勝。セカンドレグでも先制したが、後半途中にホームチームのインテルの得点が認められなかったことに端を発して、スタンドから無数の発煙筒が投げ込まれると、直撃されたミランのGKジダがピッチに倒れ込むなど、試合続行不可能となり、裁定でミランが3-0の勝利に……。この90分間に満たず、炎と煙の中で唐突に終焉を迎えた一戦以来、18年ぶりに歴史は再び動き出すこととなった。
イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』では、2003年準決勝での両メンバーの現在を紹介する特集記事が組まれ、過ぎ去った時間の長さが改めて感じられるが、それゆえに近年は欧州サッカー界を席巻してきたスペイン、イングランド勢を抑え、イタリアがベスト8に最も多くのクラブを送り込み、準決勝での同国勢対決を実現させ、すでに決勝進出も決めていることを、関係者や国内メディアの多くが、「カルチョの復権」として喜んでいるようだ。
ミランで1993-94シーズンにCL制覇を果たしている名将ファビオ・カペッロは、「我々(イタリア)の監督たちは、チームに欧州のメンタリティーを植え付けることに成功した」と、インザーギ監督、ミランのステーファノ・ピオーリ監督を称賛し、「彼らはバルセロナ、トッテナム、ベンフィカを破った。これは。地中海サッカー(カルチョ)が発展していることを意味する」と評した。
【動画】ミラン、インテルの準々決勝をチェック!
インテルの4強入りは優勝した2009-10シーズン以来13年ぶりのことで、シモーネ・インザーギ監督は「ここまでに成し遂げたことには、非常に満足している。この18か月間で私に多くのタイトルとCL準決勝進出をもたらしてくれた選手たちの功績だ。ファンもこの躍進を誇りに感じるはずだ」と喜びを表わし、スティーブン・チャン会長は「CLはイタリアのクラブにとって最も難しい大会だが、それでも明らかに我々は優勝を夢見ている」と、欧州制覇への意欲を示している。
前日には同じ街ミラノの宿敵ミランがナポリとのカルチョ対決を制してひと足先に準決勝に駒を進めており、これで2002-03シーズン以来のミラノ・ダービーがCLの大舞台で実現することとなった。20年前は、ミラン・ホームのファーストレグはスコアレスドローに終わり、リターンマッチではミランがアンドリー・シェフチェンコのゴールで先制し、インテルはオバフェミ・マルティンスが同点弾。アウェーゴール・ルールでミランが勝ち上がり、決勝ではユベントスをPK戦の末に下して6度目の欧州制覇を果たしている。
ちなみに、CLでは2004-05シーズンにも両チームは準々決勝で対峙し、ミランが2-0で先勝。セカンドレグでも先制したが、後半途中にホームチームのインテルの得点が認められなかったことに端を発して、スタンドから無数の発煙筒が投げ込まれると、直撃されたミランのGKジダがピッチに倒れ込むなど、試合続行不可能となり、裁定でミランが3-0の勝利に……。この90分間に満たず、炎と煙の中で唐突に終焉を迎えた一戦以来、18年ぶりに歴史は再び動き出すこととなった。
イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』では、2003年準決勝での両メンバーの現在を紹介する特集記事が組まれ、過ぎ去った時間の長さが改めて感じられるが、それゆえに近年は欧州サッカー界を席巻してきたスペイン、イングランド勢を抑え、イタリアがベスト8に最も多くのクラブを送り込み、準決勝での同国勢対決を実現させ、すでに決勝進出も決めていることを、関係者や国内メディアの多くが、「カルチョの復権」として喜んでいるようだ。
ミランで1993-94シーズンにCL制覇を果たしている名将ファビオ・カペッロは、「我々(イタリア)の監督たちは、チームに欧州のメンタリティーを植え付けることに成功した」と、インザーギ監督、ミランのステーファノ・ピオーリ監督を称賛し、「彼らはバルセロナ、トッテナム、ベンフィカを破った。これは。地中海サッカー(カルチョ)が発展していることを意味する」と評した。