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海外サッカー

「クボはスターだ!」途中出場で勝利を呼び込んだ久保建英に現地メディアは賛否両論「パンチに欠けた」

THE DIGEST編集部

2023.04.24

スタメンを外れ、途中出場した久保。逆転弾の起点となるドリブル突破が光った。(C)Getty Images

スタメンを外れ、途中出場した久保。逆転弾の起点となるドリブル突破が光った。(C)Getty Images

 現地時間4月22日に行なわれたラ・リーガ第30節で、レアル・ソシエダはラージョ・バジェカーノを2-1で下した。

 欧州カップ出場権も狙えるポジションにつけている難敵を本拠地レアレ・アレナに迎えた一戦。バスクのチームは序盤から攻勢に立ち、12分にはミケル・オジャルサバルがゴールネットを揺らすも、直前にファウルがあったとしてVAR検証により無効となった。

 後半に入り、ソシエダは57分にDFのミスから失点を喫したが、その2分後にアレクサンダー・セルロトが高さを活かしたヘッド弾で追い付くと、81分には交代出場のカルロス・フェルナンデスのヘディングシュートが相手DFに当たって無人のゴールに転がっていった。

 5位ベティス、6位ビジャレアルがともに敗れたことで、勝点差を広げ(前者とは6、後者とは暫定で7)、チャンピオンズ・リーグ出場圏内の4位の座を維持するソシエダ。この重要な勝利を挙げたホームゲームで、久保建英はスタメンを外れたが、1-1に追いついて間もない62分にピッチに登場すると、効果的なドリブルでの仕掛けで幾度も相手の守備を脅かす場面が見られた。
 
 試合後、自身のSNSで勝点3獲得を喜ぶとともに、「火曜日も勝利を!」と25日に行なわれるベティス戦に向けて意気込みを示した久保について、現地メディアは次のように報じている。

 まず、マドリードに本拠地を置く日刊紙『MARCA』は67分に抜け出してダビド・シルバの浮き球パスを受け、決定機を迎えるもオフサイドとなった場面に言及し、「タケフサ・クボがチャンスを得たが、オフサイドに…。ディフェンス越しのパスはシルバからのものだった。日本人選手のオフサイドは明確だ」と綴っている。同メディアの3点満点の採点では、多くのチームメイト同様に「1」という評価だった。

 一方、別の日刊紙『AS』は、個別評価の記事において「交代出場するとともに試合を活気づけた。(久保は)ラ・レアルの2点目の起点になったが、積極性に欠けた」と、久保の良い面と悪い面の両方を挙げた。
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