続いて、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「右サイドでのプレーで、ときに過剰なほどチームのプレーにエネルギーをもたらした」とポジティブに綴る。

　一方で、別の記事では「（モハメド＝アリ・ショやフェルナンデスとともに）枯渇したバッテリーを再充電したが、パンチに欠けた」と厳しい評価。ただ、個別評価では“違い”と表現し、「火曜日に向けて温存されたが、出場するとクオリティと気迫が目を引いた。２-１とするゴールにも貢献」と賛辞を贈っている。

　スペインの大手ラジオ局『COPE』は、ソシエダの決勝ゴールの場面を「残り10分、タケが見事なプレーを見せ、最後はフェルナンデスが決めた」と報じ、日本人アタッカーのゴールに繋がる右サイドからのカットインを称賛している。

　サッカー専門サイト『El Desmarque』は10点満点の採点で及第点の「６」を与え、寸評では「後半にベンチから飛び出し、アクティブなプレーを披露。決勝ゴールの創造に関与した」と振り返った。
  　最後に、バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、プレー時間の短さなどもあって採点は付かなかったものの、その寸評は「今日まで、クボはこのチームのスターだ。２点目でのプレーは印象的であり、ほとんどの選手が手の届かないところにいた」と記されており、逆転弾の起点となった場面を指摘。及第点の評価を下した。

　続けて、「相手ゴールに向けてスペースがほとんどないなかで、彼はボールをコントロールし、シュートを放った。彼は他の選手とは異なるリズムとテンポを持っている」とポジティブな内容に終始している。

　途中出場で、貴重な勝点３獲得に貢献した久保。悲願のチャンピオンズ・リーグ出場権獲得へ、大きな価値のある白星となった。

構成●THE DIGEST編集部

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