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海外サッカー

「魅惑的なドリブル」「静かな夜」三笘薫、マンU撃破の一戦で多くの見せ場を創出も現地メディアの評価は二分…

THE DIGEST編集部

2023.05.06

ワン=ビサカと激しいバトルを繰り広げた三笘。チームは終了間際の決勝点で勝利を飾った。(C) Getty Images

ワン=ビサカと激しいバトルを繰り広げた三笘。チームは終了間際の決勝点で勝利を飾った。(C) Getty Images

 現地時間5月4日、ブライトンは延期されていたプレミアリーグ第28節マンチェスター・ユナイテッド戦で1-0の劇的な勝利を飾り、暫定6位に浮上した。

【動画】三笘薫とワン=ビサカの激しいバトルに注目!
 PK戦決着となったFAカップ準決勝から11日後の再戦、序盤から互いにチャンスを迎えながらも、詰めの甘さや両GKの好守によってなかなかゴールは生まれないまま、試合は終盤に突入し、勝点1を分け合うかと思われた後半アディショナルタイム、CKでルーク・ショーのハンドによりブライトンがPKを獲得。これをアレクシス・マク・アリステルが確実に決め、本拠地アメックス・スタジアムを大いに沸かせた。

 貴重な勝点3を獲得した一戦、三笘薫は定位置の左ウインガーとして、多くのプレーに関与。開始3分で自らのパスカットから決定機を迎え、以降も良い形でボールを受け、ドリブル、ラストパス、フィニッシュと多くの見せ場を創ったが、これらがゴールに結びつかなかったのは、少し不満の残るところか。注目されたアーロン・ワン=ビサカとの再戦では、今回もタイトなマークに苦しんだものの、プレーに変化をつけるなど、前回の対戦の経験を活かしていることが窺えた。

 スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、「三笘は今夜、マンU陣内のペナルティエリア内で15回のタッチ数を記録。これは、プレミアリーグの試合におけるブライトンの選手としては、2021年1月のフルアム戦でのレアンドロ・トロサール(現アーセナル)と並んで最多の数字である」と紹介している。

 また、同メディアでの10点満点の採点では、「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定したモイセス・カイセドら同様、チーム最高の「8」を「トリッキーな三笘」(同メディア)に与えた。一方、英国公共放送『BBC』の視聴者による採点では「7.25」だったが、こちらはチームで10番目の評価に止まった。

 日刊紙『The Guardian』は、三笘のプレーを「魅惑的なドリブルとシュート」「ボックス内でのワン=ビサカに対するチャレンジも素晴らしかった」「2人の決闘は前半も後半も、バチバチ音を立てながら続いた」と報道。何度か彼が倒された場面について「ブライトン側はアンドレ・マリナー主審がPKを与えないことを特に不満を感じており、感情はずっと高まっていた。マリナーの判断は正しかったが、三笘は何度か大声を上げた」と綴っている。

 スポーツ専門サイト『VAVEL』の英国版は、採点では及第点の「6」とし、寸評では「恐るべきワン=ビサカに立ち向かった三笘にとって、彼のスタンダードを考えれば“静かな夜”だった。しかし、ウインガーはマンUの守備をこじ開けるために仕掛けるのを止めようとしなかった」と評した。
 
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