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鎌田大地の珠玉のパフォーマンスに賛辞止まず! マインツ戦1G1Aの活躍に「昨年同様の輝き」「遊び心のあるプレー」

THE DIGEST編集部

2023.05.15

マインツ戦で1得点・1アシストの活躍を見せた鎌田。(C) Getty Images

 5月13日に行なわれたブンデスリーガ第32節、フランクフルトは3-0でマインツを下し、実に11試合ぶりの勝利を飾った。

【動画】鎌田大地のテクニックが冴えたマインツ戦のハイライト
 ホームでの一戦、フランクフルトは18分に左サイドから入ったクロスに反応した鎌田大地が倒されてPKを獲得し、これを自らゴール右隅に蹴り込んで先制。続いて40分には、最後尾から縦パスを受け、ペナルティーエリア右端の角度のない位置からアウレリオ・ブタが浮き球をダイレクト右足で叩き、GKとゴールポストのわずかな隙間を強烈に射抜いて追加点を挙げる。そして59分、中盤でのボール奪取からランダル・コロ・ミュアニがドリブルでボールを運び、相手DFひとりをかわしてのシュートでダメを押した。

 リーガでは久々に歓喜の結末を迎えた一戦、鎌田は攻撃的なポジションで大きな仕事を果たし、前述の通りPK奪取&ゴールで貴重な先制点をもたらすと、3点目の場面では中盤でイ・ジェソンにセバスティアン・ロデがプレッシャーをかけたところに寄せてボールをカット、コロ・ミュアニにボールを渡したことで、アシストが記録されることとなった。

 彼は試合後、「我々は多くのチャンスを創り、前半に2ゴールを決め、後半にはより多くのことが可能でした。この数週間同様、今回も良い試合だったと思いますが、これまではそれが報われませんでした。今日の勝利に満足していますが、残り2試合はカンファレンスリーグやヨーロッパリーグの出場権を懸けた重要なものであり、絶対に集中する必要があります」と気を引き締め直した(クラブの公式サイトより)。

 これに対し、オリバー・グラスナー監督はチーム3点目の場面に言及し、「ロデと鎌田は素晴らしいボール奪取を見せた」と称賛し、クラブはSNSに「力強いボールカット」と投稿。またブンデスリーガ公式サイトは、鎌田をマン・オブ・ザ・マッチに選定し、「ダイチは自ら得たPKを決めて先制点を挙げ、後にコロ・ミュアニのゴールをお膳立て。4本の枠内シュートを放った彼は、昨季の2倍となるリーガ8得点目をマークした」と綴っている。

 現地メディアの報道では、スポーツ紙『Kicker』が「今回のフランクフルトは、マインツ相手に全てが上手くいった」と全てのポジションの選手に言及する中で、鎌田については「中盤の前で、昨年同様の輝きを放った」と称賛。また同メディアは、PK獲得の場面を振り返り、「アンドレアス・ハンチェ=オルセンは過度に鎌田に当たったわけではないが、とはいえフェリックス・ブライヒ主審の判定が明らかに間違っているとは言えない」との見解を示した。
 
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地元メディアは「非常に良いパフォーマンス」「再び盛り返した」