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海外サッカー

無念のドローも「記憶に残るプレー」。ジローナ戦の久保建英に大手全国紙から絶賛の嵐!「今なお神の恩恵を受ける存在」

THE DIGEST編集部

2023.05.15

ジローナ戦で鮮烈なパフォーマンスを発揮した久保。勝利には繋がらなかったものの大きなインパクトを残した。(C) Getty Images

ジローナ戦で鮮烈なパフォーマンスを発揮した久保。勝利には繋がらなかったものの大きなインパクトを残した。(C) Getty Images

 5月13日に行なわれたラ・リーガ第34節で、レアル・ソシエダは2-2でジローナと引き分けた。

【動画】久保建英からの完璧なピンポイントクロスでシルバがゴール!
 チャンピオンズ・リーグ(CL)圏内の4位以内を確実にするためにも多くの勝点を獲得したいソシエダが、欧州カップ圏内を狙うジローナを本拠地レアレ・アレナに迎えた一戦、スコアは開始5分に久保建英が得たPKをミケル・オジャルサバルが決めたことで早々に動き、さらに24分には、久保の右からのクロスをファーポストのダビド・シルバがダイレクトで合わせて加点する。

 しかし、37分にヤン・コウトの虚を突くシュートで1点を返され、前半アディショナルタイムにはFKからクリスティアン・ストゥアニの同点弾を許したホームチームは、後半も幾つか得点機を迎えながらも活かせずにタイムアップの笛を聞くことに。これで4シーズン連続の欧州カップ戦出場(ヨーロッパリーグ以上)は決まったが、一方でCL出場権を争う5位ビジャレアルとの勝点差は5に縮むこととなった。

 久保は右サイドで躍動。前述のPK奪取は、ペナルティーエリア右側でロドリゴ・リケルメをかわしてカットインしようとしたところで倒され、シルバのアシストはマーカーを軽くかわしてからの巻いたクロスをファーサイドに送ってみせた。他にも、幾つか決定機に繋がるパスを味方に送り、自らも惜しいシュートを放つなど、「マン・オブ・ザ・マッチ」に相応しいプレーを90分間披露した。

 クラブはSNSや公式サイトで、シルバのゴールを伝える際には「素晴らしいアシスト」「美しいパス」と綴り、他にもカウンターにおけるトラップなどのプレーの正確さを「タケのレベルの高さ」、57分にシルバの決定機(久保の横パスを受けて縦に抜け出してGKと1対1)では「タケによる素晴らしいプレー」と賛辞を贈り続けた。

 現地メディアの報道でも軒並み高評価が下されており、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「ますますパフォーマンスを向上させていった久保のようなハイクオリティーのプレーに、スタジアムの観衆は拍手喝采を贈った」と綴り、3点満点の採点ではこの日本人アタッカーに単独最高の3点満点を与えている。

 さらに、「高い技術を披露したタケ・クボが、この試合の最高の選手だった」「最高の活躍を見せた久保にはゴールだけが足りなかった」「カナリア諸島の天才(シルバ)への日本人選手からワンダフルなクロス」「久保が素晴らしいシーズンを過ごすであろうことを改めて確認させた、新たな試合」「久保は再びチームで最高の選手となり、後半も同様で、多くのスター的なプレーで試合の均衡を破るのに最も貢献しそうな選手だったが、幾つかのプレーで運に恵まれなかった」と、ポジティブな記述は止まることがなかった。
 
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