フランクフルトの地元メディアでは、日刊紙『Frankfurter Allgemeine Zeitung』が個別評価の記事において、この日本人MFを「自らファウルを受けて得たPKを決めて先制ゴール。コロ・ミュアニのゴールでは“ボール泥棒”となって彼をアシストした。前の週よりも明らかに支配的であり、またより遊び心のあるプレーを披露。退団を前に、再び盛り返した」と評している。
 

　一方、『Frankfurter Rundschau』紙も「非常に良いパフォーマンス」と絶賛し、続けて「エリア内でファウルを受け、笛が鳴るとすぐにボールを奪い、本来ならコロ・ミュアニが蹴るところを、珍しく、躊躇うことなくキッカーを務めた。相手GKはシュートに反応したが、ボールはゴールネットを揺らした。それからは、洗練されたテクニックと成功率の高いパスを披露。３点目の場面では、中盤でボールを奪取してゴールをお膳立てした」と綴った。

　最後にヘッセン州の日刊紙『Hessenschau』は、「グラスナー監督のチームは、過去数週間で恐ろしい結果を残した後、マインツ戦で全ての鎖を断ち切った。シーズン後半戦の大部分で影が薄かった鎌田は、ヨーロッパリーグでの最も良かった時と同じように中盤を駆け回り、PKで早期にチームにリードをもたらした」と、こちらもポジティブな評価を下している。

構成●THE DIGEST編集部
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