世界中の各プロスポーツ競技において、多くの若い選手たちが優れたパフォーマンスを発揮して見る者を魅了しているが、その中でも際立った活躍を見せている者は、その稼ぎにおいても図抜けたものを誇っている。

　アメリカの大手経済誌『Forbes』は、2022年５月１日から2023年５月１日までの給与、ボーナス、賞金の他、スポンサー契約やライセンス収入の推定額、運営ビジネスの利益も含んだ総収入による「25歳以下のスポーツ選手長者番付」を発表。そのトップ５は以下のような顔ぶれとなった。
  １位：キリアン・エムバペ（24歳／サッカー／フランス）１億2000万ドル（約166億円）
２位：カイラー・マレー（25歳／NFL／アメリカ）7050万ドル（約97億円）
３位：マックス・フェルスタッペン（25歳／F１／オランダ）6400万ドル（約88億円）
４位：アーリング・ハーランド（22歳／サッカー／ノルウェー）5200万ドル（約72億円）
５位：ルカ・ドンチッチ（24歳／NBA／スロベニア）4720万ドル（約65億円）

　２位以下に大差をつけ、いわゆる「Z世代」の圧倒的な稼ぎ頭となったエムバペは、2020年に当時21歳で番付のトップ50にランクインし、昨年に所属するパリ・サンジェルマンとの契約を延長するにあたって年俸が急上昇。年俸＆ボーナスが１億ドル（約138億円）で、さらにスポーツメーカー「ナイキ」、ファッションブランド「ディオール」、仮想通貨ベースのファンタジースポーツゲーム「ソラーレ」などとのスポンサー契約で2000万ドル（約28億円）と、ピッチ内外のいずれの収入もトップである。

　同じサッカーでは、マンチェスター・シティでゴールを量産しているハーランドは今回、「高給取り」の仲間入りを果たし、全世代を対象にした長者番付でも32位に入った。スポンサー等の収入はエムバペの次に高く、各メーカーによる入札合戦の末に長期契約を勝ち取った「ナイキ」からは、1200万ドル（約17億円）を受け取ることになる。