現地時間8月19日に行なわれたラ・リーガ第2節、レアル・ソシエダはセルタと1-1で引き分け、今回も初勝利はお預けとなった。
開幕戦でジローナ相手に多くのチャンスを活かしながらも久保建英の1ゴールに止まり、追いつかれて勝点3を獲り逃したバスクのチームは、今節も22分に先制。前節で先制ゴールを挙げた久保が今回はお膳立てに回り、右サイドから彼が挙げたクロスをファーポストでアンデル・バレネチェアが頭で合わせてゴールネットを揺らす。しかし、その後は加点できず、終盤は再三訪れたピンチをしのぐも、後半アディショナルタイムに混戦から失点を喫し、前節に続いて本拠地レアレ・アレナの観衆に白星をプレゼントできなかった。
開幕戦の後に自身のSNSで「次もホームなので初勝利を届けられるように頑張ります」と投稿していた久保にとっては残念な結果となったが、彼自身は前述のように右サイドからマーカーをかわして上げたクロスがバレネチェアのフリーでのヘディングシュートを引き出すなど、今回も結果を残し、ファン投票によるMVPに前節に続いて選出された。15分にはボックス内での好機でシュートが相手DFの好守に遭うなど、惜しい場面もあった。
現地メディアの報道では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』が、3点満点の採点では「1」止まりとしながらも、「久保は今季2点目を逃したものの、その後、ワールドクラスの能力を見せた。それはバレネチェアの素晴らしいヘッド弾に繋がるアシストで、ソシエダにリードをもたらした」と背番号14の79分間のプレーを振り返っている。
さらに同メディアは、別の記事でも、「右サイドでの久保の素晴らしいプレー。まず見事なボールコントロールを見せ、続いてマーカーのマヌ・サンチェスをかわして前に突き進み、最後にバレネチェアへ美しいボールを供給」「ゴールの半分は、この日本人選手によるものだった」と、賛辞をまじえてゴール場面を伝えた。
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