海外サッカー

ラツィオ、鎌田大地に新契約提示で流出防止へ「アジアカップ前にオファー」と伊紙報道「セリエAへの適応を評価した」

THE DIGEST編集部

2023.10.18

2023年の夏にラツィオに加入した鎌田。チームや監督からの信頼は厚いようだ。(C)Alberto LINGRIA

 伊紙『Corriere dello Sport』は10月17日、ラツィオが鎌田大地と新たな契約を結ぶ検討をしていると報じた。同紙によるとラツィオは鎌田と1年契約(2年延長オプション付き)を結んでおり、オプションは24年5月~6月に行使できる内容になっているという。それでもラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、アジアカップ(24年1月12日~2月10日)の前に鎌田に新契約を提案する可能性があるようだ。

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 同紙は、「ラツィオのこうした選択は、カマダがみせたイタリア・サッカーへの適応を評価したからだろう。クラブ、マウリツィオ・サッリ監督、チームメイト、ファンを納得させるのに、それほどの時間はかからなかったということだ」と、その理由を伝えている。

 今シーズンのラツィオはチャンピオンズリーグ(CL)を戦っており、グループステージを突破してラウンド・オブ16に進めばクラブの収入は増加する。同紙は財政面にリンクするCLの結果が鎌田の契約延長に影響を与えることも示唆した。
 
 鎌田はアジアカップに臨む日本代表への招集が有力視されており、イタリアでも「カマダがメンバーに入るのは必然の流れだ」と理解されている。そのアジアカップが開幕する1月には冬の移籍市場がオープンし、リーグが閉幕する5月にかけては新シーズンに向けたチーム編成に着手する。だからこそラツィオは慌ただしくなる年明けよりも前に、流出を防ぐ意味でも鎌田との新契約をまとめあげたい意向のようだ。

「ラツィオとサッリについて語る時、カマダは晴れやかな顔をする。カマダがラツィオに残留するのは、当然の結論のようだ」

 ラツィオは鎌田に信頼を寄せ、その鎌田もサッリ監督とチームを信頼している。同紙は来シーズン以降も鎌田がラツィオでプレーすることに何の疑念を抱いていない。

構成●THE DIGEST編集部

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