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「ウィリアム・テルよりも的確」 CL2戦連続ゴールの古橋亨梧に現地メディアから多くの賛辞! 攻守で躍動の前田大然には「トロイのように頑強」

THE DIGEST編集部

2023.10.27

CLのアトレティコ戦でゴールを決めた古橋(右)とアシストを決めた前田。(C)Getty Images

 現地時間10月25日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第3節、セルティックはアトレティコ・マドリーと2-2で引き分けて初勝点を獲得した。

 セルティック・パークでの一戦は開始4分でいきなり動き、ホームチームがリードを奪った。ペナルティーエリア右外から中央のマット・オライリーに繋ぎ、ゴール前でリターンを受けてゴール左隅に流し込んだのは古橋亨梧。前節ラツィオ戦に続く連続得点となった。その後、25分に追いつかれるも、その3分後に前田大然の左からのクロスが流れたところをルイス・パルマがフリーで拾い、ゴール左隅に力強く蹴り込んで勝ち越し。しかし、53分に同点とされ、そのまま試合を終えている。

 初勝利とはならなかったものの、貴重な先制ゴールを決めた古橋は、自身のSNSで得点後の場面を公開してCLでの喜びと興奮を表わした。クラブは彼のゴールを「オライリーとのクレバーなワンツー」と賛辞をまじえて伝え、公式サイトでも「それは純粋な美しさのゴールであり、欧州最高の舞台に相応しいものだった。デンマーク人(オライリー)とストライカー(古橋)が、信じられないようなワンツーによる連係を見せた」と綴った。
 
 またUEFA(欧州サッカー連盟)も、「美しいチームプレーからの古橋のゴール」と先制点を称賛し、今節の「ゴール・オブ・ザ・ウィーク」にもノミネート。公式サイトでは、「古橋はゴールの設計者となり、また得点者として、オライリーと巧妙なワンツーを展開し、近距離から冷静にGKヤン・オブラクのゴールを破った」と伝えている。

 同メディアはまた、古橋が昨季にフランクフルトの鎌田大地が3戦連続でゴールを決めたのに続く、日本人選手としてのCL連続試合得点者であることを紹介。また、2点目をお膳立てした前田については、「まさに戦士。この日本人ストライカーが常に後退して守備の役割を果たそうとしていることは、同サイドのSBであるアリスター・ジョンストンにとって本当の励みになっているに違いない」と、その幅広い貢献ぶりを強調した。

 現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、古橋のCLホーム連続試合得点が、セルティックでは2006年10月のケニー・ミラー以来であることを紹介した上で、10点満点の採点ではオライリー(8)に次ぐ2番目タイの「7」を付与している。
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視聴者採点では古橋がチーム5番目の「6.69」、前田が3番目の「6.90」