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移籍報道が過熱する久保建英、 バルサ、マドリー、ソシエダの3人の担当記者が考える“理想”の「ステップアップ先」と「移籍のタイミング」は?

THE DIGEST編集部

2023.11.09

マドリーやバルサ相手にも違いを見せつけた久保。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダの快進撃に呼応して、マルティン・スビメンディやブライス・メンデスらとともに、久保建英の移籍報道が過熱している。

 近い将来のビッグクラブへの移籍の期待が膨らむなか、古巣のバルセロナとレアル・マドリー、そして現在所属するソシエダのそれぞれの番記者に、久保の才能がもっとも活きる理想の「ステップアップ先」と「移籍のタイミング」について訊いてみた。

 3人の中で、来夏の移籍を勧めるのは、スペインメディア『Relevo』のセルヒオ・サントス記者だ。ただ移籍先には、みずからが『アス』紙に在籍していた頃から番記者を務めるマドリーではなく、アーセナルの名前を挙げた。
 
「パフォーマンスも評価も上昇している来夏こそが、理想的なステップアップのタイミングだ。移籍先は、ソシエダと同様のパスサッカーを展開するところが条件で、ラ・リーガではバルサが理想。しかし財政難に喘ぐうえ、優先交渉権を手にしているマドリーが認めるはずがない」

「その点、バスク人監督のミケル・アルテタが攻撃的なサッカーを志向するアーセナルは条件を満たしている。逆にマドリーは今シーズン、これまで以上に縦に速いサッカーに舵を切っており、タケとプレースタイルが似ているところがあるブラヒム・ディアスの現状を見ても、不安が先立つ」
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「ソシエダでもう数年プレーすべき」