アジアカップはグループリーグ第2節を終えたところで、幾つかの番狂わせが起こっている。その最大のものとして、今大会の優勝候補筆頭に目されている日本代表が、イラク代表に1-2の敗北を喫してグループD首位突破の可能性が潰えたことが挙げられる。
またグループEでは同じく優勝候補の韓国が、こちらも2節でヨルダンに対して後半アディショナルタイムの相手オウンゴールによって辛うじて2-2と引き分けたことも、今大会の序盤に起こった意外な事象と言えよう。韓国は他力本願ながら最終節での首位奪取があり得るにもかかわらず、同国のサッカー専門メディア『Inter Football』は「可能性は希薄になった」と弱気だ。
そして、同メディアが嘆いたのは、データ専門サイト『Opta』がスーパーコンピューターによって算出した優勝確率の低下だ。大会前、韓国が1960年大会以来3度目の優勝を飾る確率は「14.8%」とされ、これは筆頭である日本の「24.2%」に次ぐものだったが、大会に入って2試合を終えた今、その数値は「12.6%」となり、「19.6%」に落ちた日本がそれでも筆頭の座を守ったのに対し、韓国はカタール(14.8%)、オーストラリア(13%)の後塵を拝することになった。
「大惨事を避けたが、優勝の確率は大幅に下落」とこれを報じた同メディアは、最終節を前にしてすでに決勝トーナメントに目を向け、韓国がこの先にどのような相手を迎え撃つかを予想。「グループを2位で突破した場合、まずラウンド・オブ16でグループFの首位と対戦する。可能性が最も高いのはサウジアラビアだが、あるいはタイとの対戦になるかもしれない」と綴った後、さらにそれ以降のラウンドにも言及している。
「準々決勝では、オーストラリアがグループBの首位で3位チーム(グループA、C、Dのいずれか)と対戦する可能性が高い。この勝者との対決を韓国が制すれば、準決勝ではイラク(グループE首位確定的)か、パウロ・ベント監督(2022年まで韓国を指揮)が率いるUAEと相まみえる確率が高い」
同メディアは、この見立てを「グループ首位でトーナメントに臨むよりも容易」と評価。グループリーグ最終節で韓国が勝ち、ヨルダンが引き分け以下に終わった場合、ユルゲン・クリンスマンが率いるチームの相手は、グループDで2位突破の可能性が高いとされる日本。16強での「運命の日韓戦」は、彼らにとってはなるべく避けたいものである。
またグループEでは同じく優勝候補の韓国が、こちらも2節でヨルダンに対して後半アディショナルタイムの相手オウンゴールによって辛うじて2-2と引き分けたことも、今大会の序盤に起こった意外な事象と言えよう。韓国は他力本願ながら最終節での首位奪取があり得るにもかかわらず、同国のサッカー専門メディア『Inter Football』は「可能性は希薄になった」と弱気だ。
そして、同メディアが嘆いたのは、データ専門サイト『Opta』がスーパーコンピューターによって算出した優勝確率の低下だ。大会前、韓国が1960年大会以来3度目の優勝を飾る確率は「14.8%」とされ、これは筆頭である日本の「24.2%」に次ぐものだったが、大会に入って2試合を終えた今、その数値は「12.6%」となり、「19.6%」に落ちた日本がそれでも筆頭の座を守ったのに対し、韓国はカタール(14.8%)、オーストラリア(13%)の後塵を拝することになった。
「大惨事を避けたが、優勝の確率は大幅に下落」とこれを報じた同メディアは、最終節を前にしてすでに決勝トーナメントに目を向け、韓国がこの先にどのような相手を迎え撃つかを予想。「グループを2位で突破した場合、まずラウンド・オブ16でグループFの首位と対戦する。可能性が最も高いのはサウジアラビアだが、あるいはタイとの対戦になるかもしれない」と綴った後、さらにそれ以降のラウンドにも言及している。
「準々決勝では、オーストラリアがグループBの首位で3位チーム(グループA、C、Dのいずれか)と対戦する可能性が高い。この勝者との対決を韓国が制すれば、準決勝ではイラク(グループE首位確定的)か、パウロ・ベント監督(2022年まで韓国を指揮)が率いるUAEと相まみえる確率が高い」
同メディアは、この見立てを「グループ首位でトーナメントに臨むよりも容易」と評価。グループリーグ最終節で韓国が勝ち、ヨルダンが引き分け以下に終わった場合、ユルゲン・クリンスマンが率いるチームの相手は、グループDで2位突破の可能性が高いとされる日本。16強での「運命の日韓戦」は、彼らにとってはなるべく避けたいものである。
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