日本代表

バーレーン戦で「日本代表が強すぎることが証明されるだろう」と各国メディアが予想も…「危なっかしい4バック」と不安も指摘【アジア杯】

THE DIGEST編集部

2024.01.29

グループステージでは苦戦を強いられた日本。決勝トーナメントに入り強さを見せつけられるか。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 アジアカップのグループDで2位通過を決めた日本代表は31日、決勝トーナメントのラウンド・オブ16でバーレーンと対戦する。

 グループリーグの戦いぶりについては、やはりイラクに敗北を喫したことが大きなインパクトを残し、ネガティブな論調が多い。イギリスの日刊紙『The Guardian』は、「大きなサッカーの才能は日出ずる国と静かな朝の国(韓国)にあると考えられていたが、開幕前の明らかな優勝候補だった日本と韓国は問題を抱えている」と表現し、日本のファーストラウンドを以下のように振り返っている。

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「4-2に終わったベトナムとの開幕戦では、GK鈴木彩艶のミスも含めて守備の問題が明らかになり、才能豊かで意欲的なイラク相手には、11連勝の記録樹立が阻まれることとなった。日本の混血守護神は母国のファンから人種差別的な誹謗中傷を受けたことが伝えられている。そして『サムライブルー』はグループDで2位に終わった」

 ヨルダンと韓国による首位争いが展開されてきたグループEで、最終節に逆転でトップ通過を決めたバーレーンとの対戦について、久保建英が所属するレアル・ソシエダの地元メディア『noticias de Gipuzkoa』紙は「日本がロックアウトラウンドの初戦では手頃な相手と対戦することになる」「久保を擁する日本は、非常に有利な立場から試合をスタートできるだろう」と、日本にとっては好都合だったと見ている。

 グループリーグ終了後の日本の優勝確率を19.3%と算出し、相変わらず候補筆頭に挙げているデータ専門サイト『Opta』は、準々決勝進出の確率は77.6%と、バーレーンとの実力差を指摘。また、アメリカの総合スポーツ誌『Sports Illustrated』は、「日本は優勝の最有力候補であり、水曜日の試合ではバーレーンを圧倒する」「通算対戦成績では8勝2敗と大きくリードし、アジアカップでは史上最多4回のタイトルを獲得しており、最終的には日本が強すぎることが証明されるだろう」と予想するも、同時に以下のようにも続けた。

「グループステージでの日本にとって最大の問題は守備であり、各試合で1失点以上、ベトナムとイラクには2点を献上している。対してバーレーンは、ここまでの全試合でそれぞれ得点を挙げており(各1点)、危なっかしい日本の4バック相手にゴールネットを揺らしたとしても驚かないだろう」
 
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