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日本代表

「本当にこのままではいけない」3戦未勝利に小川航基が警笛。カタールと引き分けた日本はU-23アジア選手権で初の予選敗退

サッカーダイジェスト編集部

2020.01.16

「引いてくる相手にはミドルが大事」と狙い通りのゴールを決めた小川航基。写真:佐藤博之

「引いてくる相手にはミドルが大事」と狙い通りのゴールを決めた小川航基。写真:佐藤博之

 U-23アジア選手権は、1月15日にグループB最終節、U-23日本代表対U-23カタール代表の一戦がタイのラジャマンガラスタジアムで行なわれ、1-1の引き分けに終わった。

 日本は初戦のサウジアラビア戦、第2戦のシリア戦といずれも1-2で敗れ、すでにグループリーグ敗退が決定。決勝のトーナメントに進めないのは、2013年のU-23アジア選手権発足以来、初のことだ。

 そんな状況での試合だったが、日本は立ち上がりから果敢に戦う姿勢を見せ、43分には相馬勇紀のロビングのパスに抜け出した田中駿汰がGKとの1対1でシュートを放つ。これは枠の左に外してしまうが好機を作り出していた。

 しかし前半のアディショナルタイム、プレーが進んでいた中、突然VARによる判定が行なわれ、田中碧がファウルの判定で一発レッド。退場となってしまう。

 一人少ない中でも、73分に小川航基が魅せる。「引いてくる相手にはミドルとか、そういう大胆なシュートが大事になって来ると思っていたんで、あれ(先制点の場面)は良いシーンだったかなと」と語るグラウンダーのミドルシュートでネットを揺らし、この大会初めて日本が先制点を奪った。
 
 ところが、直後の79分。カタールのマジードにドリブルでペナルティエリアに侵入されると、齊藤のファウルを取られPKに。微妙な判定だったものの、こちらはVARのオンフィールドレビューは行なわれず、キッカーのアブドゥラー・アルアフラクに決められ1-1の同点とされ、スコアそのままに試合終了を迎えた。

 試合後のフラッシュインタビューに応えた小川は、以下のようにコメントした。

「一人少ないとか関係なく、今は悔しい気持ちでいっぱいです。(大会を未勝利で終え)本当にこのままではいけないと思いますし、正直こんなに力がなかったんだと思ってしまいます。相手の勝負に対する気持ち、球際、もっと日本は学ばなければならないと思いました」

 東京五輪まであと半年ほどに迫っている。今大会で浮き彫りとなった課題を、今後どう対応するのか。日本代表の真価が問われている。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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