現地時間2月18日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフ第2レグで、セルティックはバイエルンと1-1で引き分け、合計スコア2-3で惜しくも敗退を喫している。
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ホームでの初戦を1-2で落として臨んだミュンヘンでのリターンマッチ、スコットランドの常勝王者は63分に前田大然がスプリントで敵陣でのルーズボールに追いついて倒れ込みながらニコラス・キューンにラストパスを通すと、ドイツ人FWは相手DFの拙守にも助けられて古巣から先制点を奪ったが、後半アディショナルタイム4分にアルフォンソ・デイビスにこぼれ球を詰められ、逆転での次ラウンド進出の希望は潰えた。
前田はアシストという結果を残したが、この1点を争う展開の中で自らの得点機を逃す場面もあり、悔しさも残る結果に。ボールタッチ数は90分間で出場全選手最少の24回で、シュート2回(枠内1回)、パス12回(成功6回)、タックル3回、クリア1回、インターセプト1回、地上デュエル4回(勝利3回)、空中デュエル2回(勝利1回)、ファウル1回というスタッツを記録している(データ専門サイト『FOTMOB』より)。
クラブは公式サイトで、先制の場面を「セルティックは堅実な守備でバイエルンの攻撃を封じ、試合に踏みとどまっていた。そして迎えた63分、ついに報われる瞬間が訪れた。前田が持ち前のスピードを活かし、キム・ミンジェの前に素早く入り込んでボールを奪うと、キューンへパス。キューンは勢い良くボックス内に突進し、左下隅へ冷静にシュートを流し込んだ。このゴールにセルティック・サポーターは歓喜に沸いた」と伝えた。
UEFA(欧州サッカー連盟)の公式サイトも、「凄い! 序盤に幾つかチャンスを創ったものの、その後はバイエルンのゴールに迫れずにいたセルティックがついに先制。キムのミスがそのきっかけとなり、前田が素晴らしいプレスでボールを奪い、キューンへパスを送った」と背番号38の働きを伝えたが、「前半をリードして終えるべきだったのはセルティックかもしれない。キューンと前田が試合序盤に絶好機を逃している」と、逸機にも言及している。
現地メディアの報道を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』の前田に対する記述は「日本代表選手、ボックスの端から意外にも枠を外れるシュートを放った」というネガティブなものだけに止まり、日刊紙『THE SCOTTISH Sun』も「アルネ・エンゲルスがゴール前に低いボールを放った時、前田はほんの一歩前に出るだけで、タップインできていたはずだった」と指摘したが、こちらはキューンの得点を「前田の見事なプレー」によるものだと称えた。
『Daily Mail』紙は10点満点の採点で「8」という高評価を下し(これでもチーム3番目タイ)、「執拗なプレスでバイエルンを追い詰めた。18分に絶好機を逃したものの、キューンの貴重な先制ゴールをアシストした」と称賛。『THE SCOTSMAN』紙も「攻撃で絶え間なく動き続けた。その執拗なプレスにより、バイエルンの守備陣は悪夢を見たことだろう。そのスピードがキューンのゴールを生み出した。最前線で見事にチームを牽引」と賛辞を並べ、採点はさらに高い「9」を与えている。
そして『Daily Record』紙は、「この日本代表選手は、パークヘッド(第1戦)でCFを務めてゴールを決め、バイエルンの守備陣に大きな問題を引き起こした。彼の起用についてブレンダン・ロジャーズ監督は試合前から熟考し、最終的にアダム・イダーではなく前田を中央に置き、左にはジョタを起用した」と伝え、以下のように前田を評した。
「バイエルンの前田への警戒は決して的外れではなかった。別の試合であれば、彼は2ゴールを決めていてもおかしくなかった。エンゲルのクロスに滑り込み、あと一歩のところまで迫ったシーンもあった。さらにキューンのパスカットからの絶好機では、落ち着いて決めるべきだったが、ワンタッチでループシュートを狙い、惜しくもバーを越えてしまった。それでも、彼は素晴らしいプレーでキューンのゴールをアシストして存在感を示した」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】セルティック前田が1アシスト! CLバイエルン戦ハイライト
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ホームでの初戦を1-2で落として臨んだミュンヘンでのリターンマッチ、スコットランドの常勝王者は63分に前田大然がスプリントで敵陣でのルーズボールに追いついて倒れ込みながらニコラス・キューンにラストパスを通すと、ドイツ人FWは相手DFの拙守にも助けられて古巣から先制点を奪ったが、後半アディショナルタイム4分にアルフォンソ・デイビスにこぼれ球を詰められ、逆転での次ラウンド進出の希望は潰えた。
前田はアシストという結果を残したが、この1点を争う展開の中で自らの得点機を逃す場面もあり、悔しさも残る結果に。ボールタッチ数は90分間で出場全選手最少の24回で、シュート2回(枠内1回)、パス12回(成功6回)、タックル3回、クリア1回、インターセプト1回、地上デュエル4回(勝利3回)、空中デュエル2回(勝利1回)、ファウル1回というスタッツを記録している(データ専門サイト『FOTMOB』より)。
クラブは公式サイトで、先制の場面を「セルティックは堅実な守備でバイエルンの攻撃を封じ、試合に踏みとどまっていた。そして迎えた63分、ついに報われる瞬間が訪れた。前田が持ち前のスピードを活かし、キム・ミンジェの前に素早く入り込んでボールを奪うと、キューンへパス。キューンは勢い良くボックス内に突進し、左下隅へ冷静にシュートを流し込んだ。このゴールにセルティック・サポーターは歓喜に沸いた」と伝えた。
UEFA(欧州サッカー連盟)の公式サイトも、「凄い! 序盤に幾つかチャンスを創ったものの、その後はバイエルンのゴールに迫れずにいたセルティックがついに先制。キムのミスがそのきっかけとなり、前田が素晴らしいプレスでボールを奪い、キューンへパスを送った」と背番号38の働きを伝えたが、「前半をリードして終えるべきだったのはセルティックかもしれない。キューンと前田が試合序盤に絶好機を逃している」と、逸機にも言及している。
現地メディアの報道を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』の前田に対する記述は「日本代表選手、ボックスの端から意外にも枠を外れるシュートを放った」というネガティブなものだけに止まり、日刊紙『THE SCOTTISH Sun』も「アルネ・エンゲルスがゴール前に低いボールを放った時、前田はほんの一歩前に出るだけで、タップインできていたはずだった」と指摘したが、こちらはキューンの得点を「前田の見事なプレー」によるものだと称えた。
『Daily Mail』紙は10点満点の採点で「8」という高評価を下し(これでもチーム3番目タイ)、「執拗なプレスでバイエルンを追い詰めた。18分に絶好機を逃したものの、キューンの貴重な先制ゴールをアシストした」と称賛。『THE SCOTSMAN』紙も「攻撃で絶え間なく動き続けた。その執拗なプレスにより、バイエルンの守備陣は悪夢を見たことだろう。そのスピードがキューンのゴールを生み出した。最前線で見事にチームを牽引」と賛辞を並べ、採点はさらに高い「9」を与えている。
そして『Daily Record』紙は、「この日本代表選手は、パークヘッド(第1戦)でCFを務めてゴールを決め、バイエルンの守備陣に大きな問題を引き起こした。彼の起用についてブレンダン・ロジャーズ監督は試合前から熟考し、最終的にアダム・イダーではなく前田を中央に置き、左にはジョタを起用した」と伝え、以下のように前田を評した。
「バイエルンの前田への警戒は決して的外れではなかった。別の試合であれば、彼は2ゴールを決めていてもおかしくなかった。エンゲルのクロスに滑り込み、あと一歩のところまで迫ったシーンもあった。さらにキューンのパスカットからの絶好機では、落ち着いて決めるべきだったが、ワンタッチでループシュートを狙い、惜しくもバーを越えてしまった。それでも、彼は素晴らしいプレーでキューンのゴールをアシストして存在感を示した」
構成●THE DIGEST編集部
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